特許
J-GLOBAL ID:200903058829676684

フィレット素材面の自己交差防止方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-046707
公開番号(公開出願番号):特開平6-259515
出願日: 1993年03月08日
公開日(公表日): 1994年09月16日
要約:
【要約】【目的】 自己交差が生ずる範囲を正確に把握するとともに、自己交差を防止したフィレット素材面を自然な形状に作成することを目的とする。【構成】 ステップ1,2で、角部に沿って作成した複数の接円弧が各々形成する扇形が隣合う接円弧同士で交差するか否かを検査して交差箇所を発見し、ステップ3〜8で、交差箇所の接円弧と前後方の接円弧との間でも交差を検査して交差範囲を確定し、ステップ9〜11で、交差範囲の直前直後の接円弧の両端点同士と中心点同士を結ぶ三本の補助曲線を作成し、交差範囲の直前直後の切断面の交線と角部に沿う稜線上の等間隔に設けた点とを通る複数の補助切断面を作成し、三本の補助曲線と補助切断面との交点を通る二直線と角部との交点を接点とした修正接触弧を各補助切断面内で作成し、ステップ12で、交差範囲の直前直後の接円弧と各修正接触弧とを自由曲面で接続して素材面を作成するものである。
請求項(抜粋):
CAD装置で、先に作成した形状中の角部に接しつつ延在する樋状のフィレット素材面を作成するに際し、先ず、前記角部に沿って延在する案内曲線上の複数位置でそれぞれ、その案内曲線と直交する平面として切断面を作成して、それらの切断面と前記角部との交線に接する接円弧をそれらの切断面内でそれぞれ作成し、次いで、前記複数の接円弧について端から順次に、対象とする接円弧とその中心点とが形成する扇形と、その直前に位置する接円弧とその中心点とが形成する扇形とが互いに交差するか否かを検査し、前記検査で交差箇所を発見した場合には、その交差箇所の二つの接円弧のうちの前記直前に位置する接円弧とその中心点とが形成する扇形と、前記対象とする接円弧のさらに後方に位置する接円弧とその中心点とが形成する扇形とが交差するか否かを、前記対象とする接円弧の直後の接円弧から順次後方へ向けて交差がなくなるまで検査するとともに、前記対象とする接円弧とその中心点とが形成する扇形と、前記直前に位置する接円弧のさらに前方に位置する接円弧とその中心点とが形成する扇形とが交差するか否かを、前記直前に位置する接円弧の直前の接円弧から順次前方へ向けて交差がなくなるまで検査して、交差箇所の存在する範囲を確定し、次いで、前記確定した交差箇所の存在する範囲の直前と直後の交差しない接円弧の両端点同士および中心点同士をそれぞれ滑らかに結んで三本の補助曲線を作成するとともに、前記確定した交差箇所の存在する範囲の直前の接円弧を求めた切断面と直後の接円弧を求めた切断面との交線と前記角部に沿って延在する案内曲線上に実質的に等間隔に設けた複数の点とをそれぞれ通る複数の平面として補助切断面を作成し、次いで、前記各補助切断面について、その補助切断面と前記中心点同士を結ぶ補助曲線との交点から、その補助切断面と前記端点同士を結ぶ二本の補助曲線との交点をそれぞれ通って延在する直線を作成して、それらの直線が前記角部を形成している面と交差する点をそれぞれ接点とし、それらの補助切断面と前記角部との交線に前記接点で滑らかに接する自由曲線として修正接触弧をそれらの補助切断面内でそれぞれ作成し、その後に、前記確定した交差箇所の存在する範囲の直前と直後の交差しない接円弧とそれらの修正接触弧とを自由曲面で滑らかに接続してその確定した交差箇所の存在する範囲のフィレット素材面を作成することを特徴とする、フィレット素材面の自己交差防止方法。
引用特許:
審査官引用 (2件)

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