特許
J-GLOBAL ID:200903059122853810

摩擦装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-252199
公開番号(公開出願番号):特開2001-099190
出願日: 2000年08月23日
公開日(公表日): 2001年04月10日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 クラッチ又はブレーキが係合したとき、選択的に冷却する一方、非係合状態にすべきときは、冷却液を選択的に遮断する。【解決手段】 摩擦装置は、駆動部材12と、被駆動部材14と、の間にクラッチパック20を備えている。ピストン42は第一の膨張可能なチャンバ44を画成し、膨張チャンバ内の流体の圧力に応答して、クラッチパックを作動させる。外側リング60がハウジング内に摺動可能に支持されて第二の膨張可能なチャンバ65を形成する。外側リングは、貫通して伸長する少なくとも1つのオリフィス62を有している。ピストンは、駆動部材及び被駆動部材が切り離されたとき、外側リングのオリフィスを閉じ、また、オリフィスが開放する第二の位置を有する。ピストン作用流体と分離した第二の潤滑剤の圧力源67が第二のチャンバ内に、その後、オリフィスを通って、クラッチパックの外径から内径まで流れてクラッチパックを冷却する。
請求項(抜粋):
摩擦装置において、共通の軸線の周りで回転可能であり且つ間でクラッチハウジングを画成する駆動部材(12)及び被駆動部材(14)と、前記駆動部材と前記被駆動部材との間に介在され、該駆動部材と被駆動部材との間にてトルクを伝達し且つ遮断すべく該駆動部材及び被駆動部材を接続し且つ切り離すように作用可能であるクラッチパック(20)と、前記クラッチハウジング内に支持されたピストン組立体(42)であって、該ピストン組立体と前記クラッチハウジングとの間に第一の膨張可能なチャンバ(44)を画成するピストン組立体(42)と、前記第一の膨張可能なチャンバと連通する第一の加圧流体源(46)と、前記ピストン組立体が、前記膨張可能なチャンバ内の流体に応答して、非係合位置と係合位置との間にて動き、これにより、前記クラッチパックを作動させて、前記駆動部材及び被駆動部材を接続し且つ切り離すことと、前記ピストン組立体が、主本体(42b)と、内部に摺動可能に配置された外側リング(60)を有するハウジング伸長部(16a)とを備えることと、前記ハウジング伸長部及び前記外側リングが、第二の膨張可能なチャンバ(65)を形成することと、前記ハウジング伸長部と前記主本体との間を密封するシール(68)と、前記外側リングが、該外側リングを貫通して伸長する少なくとも1つのオリフィス(62)を有することと、前記外側リングに流体を供給すべく前記第二の膨張可能なチャンバと連通する第二の加圧流体源(67)と、前記外側リングが、前記オリフィスが閉じられ、前記駆動部材及び前記被駆動部材が切り離される位置たる第一の位置と、前記オリフィスが前記ピストンの動きにより開放し、前記第二の加圧流体が前記オリフィスを通って流れ且つ前記クラッチパックと接触し、これにより、前記駆動部材及び被駆動部材が前記クラッチパックを通して作用可能に接続される位置のときそれを冷却する第二の位置との間にて可動であることとを備える、摩擦装置。
IPC (3件):
F16D 25/12 ,  F16D 13/72 ,  F16D 65/853
FI (3件):
F16D 25/12 C ,  F16D 13/72 B ,  F16D 65/853
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 湿式クラッチの潤滑構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-167528   出願人:トヨタ自動車株式会社
  • 特開平2-120517
  • 特開昭54-103941
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