特許
J-GLOBAL ID:200903059265037020

新規フィターゼ及びその製造法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-171223
公開番号(公開出願番号):特開平11-000164
出願日: 1997年06月13日
公開日(公表日): 1999年01月06日
要約:
【要約】【課題】飼料または食品に添加してこれに含まれるフィチンを分解し、遊離したリン酸の有効利用、ミネラル吸収阻害防止、並びに排泄物中のリン低減化による環境汚染防止等の効果を有する新規フィターゼ及びその製造方法を提供する。【解決手段】ペニシリウムに属するフィターゼ生産能の高い新規な微生物を培養することにより、培養物中に中性から酸性域で安定滑良好に作用する新規フィターゼを生成蓄積せしめ、これを採取するフィターゼの製造法。【効果】飼料や食品中に含まれるフィチンを効率的に分解することにより、リン酸の低減による環境汚染を防止できる。
請求項(抜粋):
下記の理化学的性質を有する新規フィターゼ。(1)作用;フィチン酸を加水分解して、ミオイノシトール及び遊離のリン酸を生成する。(2)基質特異性;フィチン酸に対して強く作用し、各種リン酸エステルにも作用する。(3)作用pH及び至適pH;2〜6の範囲で活性を示し、至適pHは4〜5である。(4)pH安定性;37°Cで1時間保持した場合、pH2.5〜6.5の範囲で安定である。(5)作用温度及び至適温度;30〜60°Cの範囲で活性を示し、至適温度は55°Cである。(6)温度安定性;pH5.5で30分間保持した場合、55°Cまで安定である。(7)分子量;ゲル濾過法による分子量は約130〜150kDaである。(8)等電点;ショ糖密度勾配等電点電気泳動法による等電点は、4.4である。
IPC (3件):
C12N 9/16 ,  C12N 1/14 ,  C12R 1:80
FI (2件):
C12N 9/16 Z ,  C12N 1/14 A
引用特許:
審査官引用 (1件)
引用文献:
審査官引用 (2件)
  • Plant Physiol., 1986, vol.82, p.333-5
  • J. Ferment. Bioeng., 1992, vol.74, p.7-11

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