特許
J-GLOBAL ID:200903059433779860

間隙の自動補償及び選択的抑制を用いるドラムブレーキ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 朝倉 勝三
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-571158
公開番号(公開出願番号):特表2002-525521
出願日: 1999年09月09日
公開日(公表日): 2002年08月13日
要約:
【要約】本発明は、摩耗による間隙を補償するために調整可能な長さのストラット(6)を採用し、揺動レバー(5)に装架した調整ブレード(51)により駆動される歯付ホイール(7)の回転によって調整を行うドラムブレーキに関する。本発明のブレーキは、過剰調整の危険性が起こると直ちに歯付ホイール(7)に割込みし、調整ブレード(51)を歯付ホイール(7)との係合から外して、過剰調整の危険性が消失するまで歯付ホイール(7)のその後の回転を阻止することができる抑制ブレード(52)をも装備した揺動レバー(5)を用いている。
請求項(抜粋):
ドラム(1);ドラム(1)の内面(1a)に対向して配置され、摩擦ライニング(21a,22a)をそれぞれ支持する円弧状の2つのシュー(21,22);シュー(21,22)の間に挿設され、シューを遠心移動(M1)方向へドラムの内面(1a)に向けて移動させるように選択的に作動されるアクチュエータ(3);アクチュエータ(3)が作動されなくなると直ちにシューを遠心移動に対抗する求心移動(M2)方向に互いに接近させるようにシュー(21,22)を連結するスプリング(4);調整ブレード(51)を支持し、シューの遠心及び求心運動に関連して反対方向の2つの枢動から成る前後角運動を行う揺動レバー(5);シュー(21,22)の間に挿設されてそれらの求心移動を制限し、ねじ・ナット連結部を形成する2つのねじ付要素(61,62)を包含し、摩擦ライニング(21a,22a)が摩耗するにつれてねじ・ナット連結部をねじ戻すことにより長さを調整される調整可能な長さのストラット(6);及び、ねじ・ナット連結部の一方の要素(61)に取り付けられ、揺動レバー(5)の第1の枢動中に調整ブレード(51)により選択的に回転される歯付ホイール(7)を少なくとも包含し、調整ブレード(51)が、長さ方向を歯付ホイールに対して横断方向に延び、幅方向を第1の枢動に対して平行な基準平面(XZ)で展開し、第1の枢動中に歯付ホイール(7)に対して半径方向よりはむしろ接線方向に接するドラムブレーキにおいて、レバー(5)が抑制ブレード(52)を支持し、この抑制ブレードが、長さ方向を調整ブレード(51)に対して平行に延び、幅方向を調整ブレード(51)の基準平面(XZ)に対して略直角の平面(XY)で展開し、その平面に対して横断方向に撓み可能であり、その平面(XY)において休止位置をとり、この位置からその幅の方向における制限された振幅の反りにより弾性的に移動でき、そして歯付ホイール(7)に選択的に割込みでき、調整ブレード(51)が抑制ブレード(52)の反りに追従し、歯付ホイールが抑制ブレード(52)により割込みされた後にこの抑制ブレード(52)を駆動しているときに歯付ホイール(7)が調整ブレード(51)の影響から逃れることを特徴とするドラムブレーキ。
Fターム (13件):
3J058AA08 ,  3J058AA13 ,  3J058AA17 ,  3J058AA24 ,  3J058AA28 ,  3J058AA37 ,  3J058BA58 ,  3J058CC02 ,  3J058DA04 ,  3J058DA15 ,  3J058DA22 ,  3J058FA01 ,  3J058GA92
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 特開昭55-159343
  • 自動遊隙吸収装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-258827   出願人:ベンディクス・ウーロープ・セルビス・テクニック
  • 特開昭53-076262
審査官引用 (3件)
  • 特開昭55-159343
  • 自動遊隙吸収装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-258827   出願人:ベンディクス・ウーロープ・セルビス・テクニック
  • 特開昭53-076262

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