特許
J-GLOBAL ID:200903060034469936

リチウム二次電池用炭素負極材料

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井上 雅生
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-093912
公開番号(公開出願番号):特開平7-282812
出願日: 1994年04月08日
公開日(公表日): 1995年10月27日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、放電容量が大きく、サイクル初期の段階からの充放電効率が高く、且つサイクル特性に優れたリチウム二次電池用負極材料としての炭素繊維粉砕粉を提供する。【構成】 ピッチを原料とした炭素繊維を粉砕したもので、その隣接する炭素網面層の規則的な積層配列状態となる確率を制御し(P1≧0.6、PABA≧0.3、PABC≧0.15)、さらに繊維粉砕時に機械的に導入される黒鉛結晶欠陥の度合いを制限する(アルゴンレーザーを用いたラマン分光法における1360cm-1バンドの1580cm-1バンドに対する強度比Rが0.4以下)といったミクロな結晶構造因子を規定したものであるから、炭素材料中へのリチウムドープ量即ち放電容量、リチウムの挿入・脱離の充放電効率、充放電の繰返しに対するサイクル安定性の高い粉末状炭素材料を提供することができる。
請求項(抜粋):
繊維径20μm以下のピッチ系炭素繊維を粉砕してなるアスペクト比50以下の炭素繊維粉末であって、炭素網平面の積み重なり状態における、隣接する2枚の網面が黒鉛的配列をとる確率の指標であるP1値が0.6以上、隣接する3枚の網面がABAの六方晶系としての規則的配列を持つ確率PABA値が0.3以上、且つ、隣接する3枚の網面がABCの菱面体晶系としての規則的配列を持つ確率PABC値が0.15以上であることを特徴とするリチウム二次電池用炭素負極材料。
IPC (2件):
H01M 4/58 ,  H01M 4/02
引用特許:
審査官引用 (6件)
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