特許
J-GLOBAL ID:200903060039130970

磁気共鳴イメージング装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 多田 公子 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-181561
公開番号(公開出願番号):特開平8-038444
出願日: 1994年08月02日
公開日(公表日): 1996年02月13日
要約:
【要約】【目的】 血流描出パルスシーケンスを備えたMRI装置において、複数のシーケンスを組合せて撮像する際に定常状態での信号収集を可能とし、良好な血流画像を得る。【構成】 複数(n)のパルスシーケンスによって得られるn個の三次元データセットの差分演算により、血流画像を得るようにしたMRI装置において、パルスシーケンスの繰り返しループを、内側から順に1)スライスエンコード、2)シーケンス種、3)位相エンコードとする。RFパルスはその極性を交互に反転させて照射し、位相エンコードごとにデータ取込系の位相を交互に0/πラジアンと反転させる。定常状態の実現が可能となり、しかも静止組織信号の残余や直流オフセットによるアーチファクトをなくすことができる。
請求項(抜粋):
被検体の置かれた空間に静磁場を与える静磁場発生手段と、該被検体に傾斜磁場を与える傾斜磁場発生手段と、前記被検体の生体組織を構成する原子の原子核に核磁気共鳴を起こさせる高周波パルスを照射する送信系と、前記高周波パルス及び傾斜磁場を所定のパルスシーケンスで繰り返し印加するために前記送信系及び前記傾斜磁場発生手段を制御するシーケンサと、前記核磁気共鳴により放出されるエコー信号を検出する受信系と、この受信系で検出したエコー信号を用いて画像再構成演算を行う信号処理系と、得られた画像を表示する表示手段とを備え、前記エコー信号の計測を繰り返し行って断層像を得る核磁気共鳴イメージング装置において、前記シーケンサで起動されるパルスシーケンスは、(a)傾斜磁場印加パターンの異なるn種(nは2以上の整数)のパルスシーケンス群で構成され、(b)前記パルスシーケンス群の各々はスライスエンコードパルスを具備し、先ず第1の位相エンコードステップにおいて、(c)第1の傾斜磁場印加パターンを有するパルスシーケンスをスライスエンコードの全ステップについて実行し、同じ位相エンコードステップにおいて、(d)第2の傾斜磁場印加パターンを有するパルスシーケンスにおいてもスライスエンコードの全ステップについて実行し、(e)構成要素たるn個全てのパルスシーケンスについて順次スライスエンコードの全ステップ分の実行を行い、(f)同一の位相エンコードステップにおいてn個のパルスシーケンスの実行が終了した段階で、位相エンコードステップを1ステップインクリメントし、(g)(c)〜(f)を繰り返しながら、位相エンコードの全ステップについて実行すると共に、少なくとも同一位相エンコードステップ内において高周波パルスの極性を交互に反転して照射し、(h)n個の三次元データセットを取得するように構成された血流描出パルスシーケンスを備え、前記信号処理系はn個の三次元計測データセット間の演算により、前記被検体中の静止組織の信号を除去し、血流信号のみの三次元データセットを抽出するように構成したことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
IPC (3件):
A61B 5/055 ,  G01N 24/00 ,  G01P 13/00
FI (3件):
A61B 5/05 382 ,  A61B 5/05 311 ,  G01N 24/00 D
引用特許:
出願人引用 (5件)
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