特許
J-GLOBAL ID:200903060056809943

車両用制動力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-031122
公開番号(公開出願番号):特開平10-211833
出願日: 1997年01月30日
公開日(公表日): 1998年08月11日
要約:
【要約】【課題】 車両の急ブレーキ操作時にエンジンブレーキを効果的に働かせ、運転者等に空走感や制動力不足を感じさせる等の問題を解消するようにする。【解決手段】 急ブレーキの操作時にブースタソレノイド17を作動させ、負圧源からの真空圧で補助ブースタ16を強制的に駆動することにより、ブレーキペダル12の踏込み操作量Bs よりも大きいストローク量でマスタシリンダ14を作動させる。これにより、ブースタソレノイド17は補助ブースタ16を介してマスタシリンダ14からのブレーキ液圧を迅速かつ強制的に増圧させ、運転者の制動意図を先取りするように自動車の各車輪に急制動を掛ける。また、このときにABS制御装置19が非作動状態にある間、アイドル制御弁6でエンジン1の補助空気量を減少させ、ブレーキ液圧による制動とエンジンブレーキによる制動とを有効に働かせるようにする。
請求項(抜粋):
車両の各車輪に設けられ、ブレーキ液圧が供給されることにより車両の各車輪に制動力を付与する複数のホイールシリンダと、該各ホイールシリンダにブレーキ液圧を給排するマスタシリンダと、前記車両に設けられたブレーキ操作手段の操作状態を検出する操作状態検出手段と、該操作状態検出手段からの信号に基づいて制御され、常時は前記ブレーキ操作手段の操作量に対応したブレーキ液圧が前記マスタシリンダから各ホイールシリンダに供給されるのを許し、前記ブレーキ操作手段が予め決められた条件下で急操作されるときには前記マスタシリンダからのブレーキ液圧を増圧させる補助増圧手段と、前記車両の各車輪がロック状態になるのを回避するため少なくとも前記各車輪のスリップ率に基づいて前記各ホイールシリンダに供給するブレーキ液圧を可変に制御するロック回避手段と、前記車両のエンジンに設けられ、スロットルバルブをバイパスするバイパス空気量を可変に制御するバイパス空気量制御手段とを備え、該バイパス空気量制御手段は、前記補助増圧手段でブレーキ液圧を増圧させたときに前記ロック回避手段が非作動状態にある間は前記バイパス空気量を、少なくとも前記ロック回避手段の作動時よりも相対的に減少させる構成としてなる車両用制動力制御装置。
IPC (5件):
B60K 41/20 ,  B60T 8/00 ,  B60T 13/66 ,  F02D 29/02 341 ,  F02D 41/04 315
FI (5件):
B60K 41/20 ,  B60T 8/00 Z ,  B60T 13/66 Z ,  F02D 29/02 341 ,  F02D 41/04 315
引用特許:
審査官引用 (4件)
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