特許
J-GLOBAL ID:200903060264629452
高速断続切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆サーメット製切削工具
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (2件):
富田 和夫
, 鴨井 久太郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-046377
公開番号(公開出願番号):特開2006-231433
出願日: 2005年02月23日
公開日(公表日): 2006年09月07日
要約:
【課題】 高速断続切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆サーメット製切削工具を提供する。【解決手段】 工具基体の表面に、(a)下部層が、いずれも化学蒸着形成されたTiC層、TiN層、TiCN層、TiCO層、およびTiCNO層のうちの2層以上からなり、かつ、3〜20μmの合計平均層厚を有するTi化合物層、(b)上部層が、1〜15μmの平均層厚を有する化学蒸着形成されたAl2O3層、で構成された硬質被覆層を形成してなる表面被覆サーメット製切削工具において、上記(a)の2層以上のTi化合物層のうちの1層を、2.5〜15μmの平均層厚を有し、かつ、特定な傾斜角度数分布グラフを示すTiCN層、で構成する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、
(a)下部層が、いずれも化学蒸着形成されたTiの炭化物層、窒化物層、炭窒化物層、炭酸化物層、および炭窒酸化物層のうちの2層以上からなり、かつ3〜20μmの合計平均層厚を有するTi化合物層、
(b)上部層が、1〜15μmの平均層厚を有する化学蒸着形成された酸化アルミニウム層、
以上(a)および(b)で構成された硬質被覆層を形成してなる表面被覆サーメット製切削工具において、
上記(a)の2層以上のTi化合物層のうちの1層を、2.5〜15μmの平均層厚を有し、かつ、
電界放出型走査電子顕微鏡を用い、表面研磨面の測定範囲内に存在する立方晶結晶格子を有する結晶粒個々に電子線を照射して、前記表面研磨面の法線に対して、前記結晶粒の結晶面である{110}面の法線がなす傾斜角を測定し、前記測定傾斜角のうち、0〜45度の範囲内にある測定傾斜角を0.25度のピッチ毎に区分すると共に、各区分内に存在する度数を集計してなる傾斜角度数分布グラフにおいて、0〜10度の範囲内の傾斜角区分に最高ピークが存在すると共に、前記0〜10度の範囲内に存在する度数の合計が、傾斜角度数分布グラフにおける度数全体の50〜75%の割合を占める傾斜角度数分布グラフを示す炭窒化チタン層、
で構成したことを特徴とする高速断続切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆サーメット製切削工具。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (7件):
3C046FF03
, 3C046FF05
, 3C046FF10
, 3C046FF13
, 3C046FF16
, 3C046FF22
, 3C046FF25
引用特許:
出願人引用 (1件)
-
表面被覆切削工具
公報種別:公開公報
出願番号:特願平4-207110
出願人:三菱マテリアル株式会社
審査官引用 (3件)
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