特許
J-GLOBAL ID:200903060268604705

免震構造物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浜田 治雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-189899
公開番号(公開出願番号):特開2006-299802
出願日: 2006年07月10日
公開日(公表日): 2006年11月02日
要約:
【課題】免震装置を設置した床に対し、その床と対向する天井の変位を小さくでき、柱体の補強を最小限に抑えることのできる免震構造物を提供する。【解決手段】変位比例型の免震装置と、速度比例型の制震装置とを組み合わせて同一階に設置することを特徴とする。また、速度比例型の制震装置は、複数個が平面的に略均等に設置されることを特徴とする。変位比例型の免震装置と、速度比例型の制震装置との組み合わせにより、減衰機能を相補的に機能させ、免震装置の変形量を小さくでき、床と対向する天井の変位を小さくできるので、柱体の補強が最小限ですむ。また、既設の構造物を免震構造物に改造する場合、工事期間を短縮でき、コストダウンを達成することができる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
既設の構造物に変位比例型の免震装置と、速度比例型の制震装置とを組み合わせて同一階に設置する免震構造物であって、 前記免震装置が天然ゴムを主成分とするゴム層と、鋼板等の補強板とを積層し、加硫接着等により一体的に成形され、中心に設けた中心孔により中空となり、上下にはフランジプレートが接合されて、このフランジプレートは、柱体の切断部と連結されてなり、 前記制震装置が取り付け部材にはねじ部が形成され、前記ねじ部にボールベアリングを介して案内ナットが回転自在に螺合されるとともに、前記案内ナットに回転内筒が固着されて、もう一方の取り付け部材は固定外筒に固着されており、前記固定外筒内に案内ナットおよび前記回転内筒が前記ボールベアリングを介して回転自在に支持されて、前記回転内筒と固定外筒との間に粘性流体が封入されており、構造物が変形すると、ブレース部材を介して圧縮あるいは伸張され、両取り付け部材間の距離が変化して、前記ねじ部を介して前記案内ナットが回転され、前記回転内筒が粘性流体内を回転し、このときの粘性抵抗により地震エネルギーを吸収する減衰棒である免震構造物において、 前記免震装置は構造物の柱体上部中途に切断された切断部に設置されて、 前記制震装置は構造物の基礎と柱体の交差部分と柱体と梁の交差部分との間に傾斜状態に設置されて、 前記免震装置と前記制震装置とが前記免震装置は最大変位時に最大減衰力を発揮し、前記制震装置は最小変位時に最大減衰力を発揮するように相補的に機能するよう構成されて補強が最小限ですむ柱体を備えることを特徴とする免震構造物。
IPC (4件):
E04H 9/02 ,  F16F 15/04 ,  F16F 15/023 ,  F16F 9/14
FI (6件):
E04H9/02 301 ,  E04H9/02 331A ,  E04H9/02 331Z ,  F16F15/04 P ,  F16F15/023 Z ,  F16F9/14 A
Fターム (10件):
3J048AA01 ,  3J048AD16 ,  3J048BA04 ,  3J048BB10 ,  3J048DA01 ,  3J048EA38 ,  3J069AA34 ,  3J069CC09 ,  3J069DD50 ,  3J069EE01
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特公平7-81422号公報
審査官引用 (7件)
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