特許
J-GLOBAL ID:200903060362727055

熱処理歪みの少ない肌焼用鋼

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 植木 久一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-290137
公開番号(公開出願番号):特開平9-137266
出願日: 1995年11月08日
公開日(公表日): 1997年05月27日
要約:
【要約】【課題】 浸炭焼入れ処理あるいは浸炭窒化焼入れ処理等の表面硬化処理による熱処理歪が少なくて寸法精度に優れ、且つ芯部硬さが高く耐疲労特性に優れた肌焼部品を確実に与え得る肌焼用鋼を提供することを目的とする。【解決手段】 鋼材のC,Mn,Si,Al等の含有量を規定すると共に、該鋼材を用いて成形された部品を表面硬化処理した後に行なわれる焼入れ開始温度をTA としたとき、T1 ,T2 およびHeq1 が下記式の関係を満たす様に成分調整された、熱処理歪みの少ない肌焼用鋼を開示する。T1 ≦TA ≦T2T1 = 788-117×[C]+29×[Si]- 14×[Mn]T2 = 900-387×[C]+63×[Si]- 18×[Mn]Heq1 =[C]+0.12×[Si]+ 0.13×[Mn]≧0.33(式中、[元素]は鋼材中の各元素の含有量を表わす)
請求項(抜粋):
C :0.03〜0.40%(以下、特記しない限り質量%を意味する)、Mn:2.0%以下(0%を含まない)、Si:2.0%以下(0%を含まない)、Al:0.015〜0.06%、N :0.005〜0.03%、P :0.030%以下(0%を含む)、残部:Feおよび不可避的不純物よりなる鋼材であって、該鋼材を用いて成形された部品を表面硬化処理した後に行なわれる焼入れ開始温度をTA としたとき、T1 ,T2 およびHeq1 が下記式の関係を満たす様に成分調整されたものであることを特徴とする熱処理歪みの少ない肌焼用鋼。T1 ≦TA ≦T2T1 = 788-117×[C]+29×[Si]- 14×[Mn]T2 = 900-387×[C]+63×[Si]- 18×[Mn]Heq1 =[C]+0.12×[Si]+ 0.13×[Mn]≧0.33(式中、[元素]は鋼材中の各元素の含有量を表わす)
IPC (4件):
C23C 8/22 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/60
FI (4件):
C23C 8/22 ,  C22C 38/00 301 N ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/60
引用特許:
審査官引用 (4件)
全件表示

前のページに戻る