特許
J-GLOBAL ID:200903060524883269

内燃機関用バルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 樋口 武尚
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-026733
公開番号(公開出願番号):特開平9-217610
出願日: 1996年02月14日
公開日(公表日): 1997年08月19日
要約:
【要約】【課題】 ベーン式のバルブタイミング制御機構で、ベーンを固定するストッパピストンの機関停止時以外の飛出しを防止すること。【解決手段】 ベーンロータとシューハウジングとの目標相対回転角VTTに対して相対回転角VTが変化し、進角移動フラグがオン(時刻t0 )で遅角移動フラグがオン(時刻t1 )となると、移動方向変化時制御フラグがオンとなる。すると、移動方向変化時制御カウンタがカウントアップ開始され、所定値αとなるまでの期間(時刻t1 〜t2 )、保持学習Duty 値が出力される。これにより、機関停止時以外、バルブタイミング制御機構のストッパピストンには常に油圧が付与されることとなり、その飛出しが防止されるため異音の発生や摩耗促進が起こらず、移動方向に対する摩擦抵抗が生じない。
請求項(抜粋):
内燃機関の駆動軸から吸気バルブまたは排気バルブの少なくともいずれか一方を開閉する従動軸に駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記駆動軸または前記従動軸のいずれか一方を所定角度範囲内で相対回転自在なバルブタイミング制御機構と、前記駆動軸の回転角を検出する駆動軸回転角検出手段と、前記従動軸の回転角を検出する従動軸回転角検出手段と、前記駆動軸回転角検出手段で検出された前記駆動軸の回転角と前記従動軸回転角検出手段で検出された前記従動軸の回転角との位相差である相対回転角を算出する相対回転角演算手段と、前記内燃機関の運転状態に基づき前記駆動軸の回転角と前記従動軸の回転角との目標とする位相差である目標相対回転角を算出する目標相対回転角演算手段と、前記相対回転角演算手段で算出された前記相対回転角と前記目標相対回転角演算手段で算出された前記目標相対回転角との偏差に応じて前記バルブタイミング制御機構により前記駆動軸または前記従動軸を相対回転する相対回転角制御手段と、前記相対回転角演算手段で算出された前記相対回転角の遷移状態に基づき前記相対回転角の移動方向の切替わりを判定する移動方向判定手段と、前記移動方向判定手段で前記相対回転角の移動方向が切替わったと判定されたときには、そのときの前記相対回転角制御手段における前記バルブタイミング制御機構側への出力値を所定期間同じ値に保持する出力値保持設定手段とを具備することを特徴とする内燃機関用バルブタイミング制御装置。
IPC (3件):
F01L 1/34 ,  F01M 1/20 ,  F02D 13/02
FI (4件):
F01L 1/34 Z ,  F01L 1/34 E ,  F01M 1/20 Z ,  F02D 13/02 G
引用特許:
審査官引用 (2件)

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