特許
J-GLOBAL ID:200903060538570620

3-アルキルチオ-2-アミノプロピオン酸誘導体またはその塩の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤野 清也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-192653
公開番号(公開出願番号):特開平5-310687
出願日: 1992年05月13日
公開日(公表日): 1993年11月22日
要約:
【要約】【目的】 3-アルキルチオ-2-アミノプロピオン酸誘導体またはその塩の製造法の提供。【構成】 システインまたはその塩と、(化1)で示されるハロゲン化物とを反応させ、系中に(化2)で示されるアミノ酸またはその塩を生成させ、これを単離することなく、該アミノ酸またはその塩を含む反応混合物をジ-t-ブチルジカルボナートと反応させて(化3)で示される3-アルキルチオ-2-アミノプロピオン酸誘導体またはその塩を製造する方法。式中、Rは、置換基を有することもある低級アルキル基を、またXはハロゲン原子を表わす。【化1】【化2】【化3】【効果】 中間生成物のアミノ酸またはその塩を単離することなく、3-アルキルチオ-2-アミノプロピオン酸誘導体またはその塩を簡便に経済的有利に製造することができる。得られるアミノプロピオン酸誘導体またはその塩はアミノ基保護アミノ酸としてヒト免疫不全ウイルスのプロテアーゼ阻害剤あるいはその他の生理活性ペプチド製造の中間体として用いられる。
請求項(抜粋):
システインまたはその塩と、(化1)で示されるハロゲン化物とを反応させ、(化2)で示されるアミノ酸またはその塩を生成せしめ、これを単離することなく、該アミノ酸またはその塩を含む反応混合物をジ-t-ブチルジカルボナートと反応させて(化3)で示される3-アルキルチオ-2-アミノプロピオン酸誘導体またはその塩を生成せしめることを特徴とする3-アルキルチオ-2-アミノプロピオン酸誘導体またはその塩の製造方法。【化1】【化2】【化3】〔(化1)、(化2)、及び(化3)中、Rは置換基を有することもある低級アルキル基を、またXはハロゲン原子を表わす。〕

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