特許
J-GLOBAL ID:200903060596328740

密閉式電池の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 司朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-074703
公開番号(公開出願番号):特開平11-273639
出願日: 1998年03月23日
公開日(公表日): 1999年10月08日
要約:
【要約】【課題】 密閉式電池において、レーザ溶接時に、レーザ光の照射エネルギーをできるだけ低く抑えつつ、クラックの発生を抑えることの可能な製造方法を提供することを目的としている。【解決手段】 パルス波形70の場合も、最大値に達する時点71の付近で溶融池が生成し、その後の出力減衰期間に溶融池の冷却がなされるが、平坦部73において保温がなされるので、パルス波形80の場合と比べて冷却速度が緩慢である。そのため、同じ照射エネルギーで比べても、冷却に伴って発生する熱応力が小さくなる。従って、このような平坦部を有するパルス波形を用いることは、溶接部分に発生する最大熱応力を、外装缶の材料の引っ張り強度未満に抑え、クラック発生の抑制に有効である。
請求項(抜粋):
有底筒形状の外装缶及び当該外装缶の開口部を封口する封口板を作製する外装缶作製ステップと、前記外装缶に、発電要素を収納する収納ステップと、前記外装缶の開口部に前記封口板を装着し、前記封口板の外周部と外装缶の開口縁部とを、両者の境界に沿ってレーザ光を間欠的に照射しながら走査することによって溶接し、封口する封口ステップとからなる密閉式電池の製造方法において、前記封口ステップにおいて照射するレーザ光の出力波形には、最大出力値に対する出力の変化率が0.1%/nsec以下である平坦領域が含まれていることを特徴とする密閉式電池の製造方法。
IPC (2件):
H01M 2/04 ,  B23K 26/00 310
FI (2件):
H01M 2/04 A ,  B23K 26/00 310 P
引用特許:
審査官引用 (2件)

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