特許
J-GLOBAL ID:200903061220082452

空気入りタイヤの設計方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 淳 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-143227
公開番号(公開出願番号):特開平9-323367
出願日: 1996年06月05日
公開日(公表日): 1997年12月16日
要約:
【要約】【課題】 所定部分に所定方向に沿って断続的に補強材が配設された補強材構造が最適である場合も考慮してタイヤの設計を行う際にも、最適なタイヤを効率良く設計する。【解決手段】 ベルトラインBLに沿って断続的に補強材が配設された構造が最適なベルト構造である場合も考慮し、タイヤ基本モデルのベルトラインBL1〜BL3の各々について、ベルトラインBLの延びる方向に沿って補強材配設部(実線)と補強材非配設部(破線)とが交互に位置するように規定されたタイヤ基本モデルを用いる。そしてベルト構造を表す設計変数として、補強材配設部及び補強材非配設部の各々の長さxij、補強材の材質Mij及び補強材の角度θij(配設方向)を用い、遺伝的アルゴリズムを適用したタイヤ設計方法により設計変数の値を最適化し、タイヤのベルト構造を含むタイヤの設計を行う。
請求項(抜粋):
次の各ステップを含む空気入りタイヤの設計方法。(a)タイヤの内部構造を含むタイヤの断面形状を表し、かつ補強材が配設される所定部分に所定方向に沿って補強材の配設部及び非配設部が交互に位置するように規定された複数個のタイヤ基本モデルから成る選択対象集団を定め、該選択対象集団の各タイヤ基本モデルについて、タイヤ性能評価用物理量を表す目的関数、タイヤ基本モデル上での前記所定方向に沿った前記補強材の配設部及び非配設部の長さを表す変数を含む設計変数、ゴム部材及び補強材の物性、性能評価用物理量及びタイヤ寸度の少なくとも1つを制約する制約条件、及び目的関数及び制約条件から評価できる適応関数を定めるステップ。(b)適応関数に基づいて前記選択対象集団から2つのタイヤ基本モデルを選択し、所定の確率で各タイヤ基本モデルの設計変数を交叉させて新規のタイヤ基本モデルを生成すること及び少なくとも一方のタイヤ基本モデルの設計変数の一部を変更させて新規のタイヤ基本モデルを生成することの少なくとも一方を行い、設計変数を変化させたタイヤ基本モデルの目的関数、制約条件及び適応関数を求めて該タイヤ基本モデル及び設計変数を変化させなかったタイヤ基本モデルを保存しかつ保存したタイヤ基本モデルが所定数になるまで繰り返し、保存した所定数のタイヤ基本モデルから成る新規集団が所定の収束条件を満たすか否かを判断し、収束条件を満たさないときには該新規集団を前記選択対象集団として該選択対象集団が所定の収束条件を満たすまで繰り返すと共に、該所定の収束条件を満たしたときに保存した所定数のタイヤ基本モデルのなかで制約条件を考慮しながら目的関数の最適値を与える設計変数を求めるステップ。(c)目的関数の最適値を与える設計変数に基づいてタイヤを設計するステップ。
引用特許:
審査官引用 (1件)

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