特許
J-GLOBAL ID:200903061572250584

地質流体貯留の4D透水性解析のための方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 澤田 俊夫 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-577507
公開番号(公開出願番号):特表2003-516516
出願日: 1999年10月15日
公開日(公表日): 2003年05月13日
要約:
【要約】本発明は、貯留からの流体資源の生産中に誘発された微小地震活動をフィルタし、分類し、解析するためのものであり、透水性フィールドの全て又は多数の構成要素、並びに貯留の解析及びモニタリングにとって重要な他の油層岩石物理特性の直接的な4次元測定を可能にする。透水性フィールドに関連する地震活動は、この目的のために使用される任意の井戸内の注入点(図1)に関し対称的に配置される、2つの一般的な尖円体内のその空間的及び時間的位置により識別される。円錐軸は、初期応力フィールドの最大圧縮応力方向に対し平行である。流体圧を増加すると、地震活動は、注入点(図2)から外向きに速やかに移動する。地震活動は、ダルシー型の拡散性の流れの移動率よりも格段に大きな移動率で移動し、キロメートルの単位で測定される距離をカバーする。地震活動は、注入井戸に対し流体力学的に連結される断裂によって生ぜられ、その井戸に関連する透水性フィールドを含んでいる。この手段により識別される透水性フィールドのマップは、後続の充填、開発及び注入井戸の配置をガイドするためにも使用できる。更に、本発明は、活動的変形フィールドの観察を可能にすることにより、フィールド・インフラストラクチャに対する潜在的なハザードを認識することを可能にする。また、本発明は、流体経路を予測することによって、流体の移動をモニタするところの4D活動的地震解析の重要な手段を形成する。
請求項(抜粋):
流体貯留から流体を生産する間に前記貯留の透水性フィールドを測定し且つ強化するための方法であって、a.地震データを獲得し、解決し、解析し、モニタするための地震記録装置のネットワークを確立するステップを含み、 前記ネットワークは、予定のサイズを有し且つ前記貯留内又は前記貯留の周りに位置するものであり、b.前記貯留内の1つ又は複数の注入サイトにおける1つ又は複数の流体注入井戸内の流体注入を通して流体圧波を発生させるステップを含み、 前記流体圧波は、前記井戸に関連する透水性フィールドを包含する断裂上で破壊を生ぜしめ、前記破壊は、前記断裂上の透水性を強化するとともに、前記ネットワークにより記録される地震波を発生するものであり、c.前記ネットワークを使用して、前記地震波を発生している断裂の少なくとも1つの尖円体をイメージ化するステップを含み、 鋭い頂角を有する前記尖円体の円錐軸は、前記1つ又は複数の注入サイトを通過し、前記尖円体は、前記1つ又は複数の注入サイトから離れる方向の地震の時間的移動を示すものであり、d.前記尖円体及び前記尖円体内の前記1つ又は複数の注入サイトから離れる方向の前記地震の前記時間的移動を使用して、前記断裂を、前記1つ又は複数の注入井戸が連絡される透水性フィールドを包含する断裂として識別するステップを含み、 前記流体貯留の前記透水性フィールドが、時間的及び空間的に強化され且つ測定されることを特徴とする、前記方法。
IPC (2件):
G01V 1/40 ,  G01V 9/02
FI (2件):
G01V 1/40 ,  G01V 9/02
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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