特許
J-GLOBAL ID:200903061711821842

マルチ計算機システムリカバリ制御方法及びその装置並びにプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 境 廣巳
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-115926
公開番号(公開出願番号):特開平11-296492
出願日: 1998年04月10日
公開日(公表日): 1999年10月29日
要約:
【要約】【課題】 マルチ計算機システムにおいて、ある計算機に障害が発生した場合、正常に動作している計算機の中で、その時点において最もシステム負荷の低い計算機でリカバリ処理を実施させることにより、リカバリ処理を実施する計算機を予め固定的に決めていた従来技術では不可能であった、通常の運用中において、計算機間で動作負荷を分散させるというような柔軟な運用を可能にする。【解決手段】 負荷情報記録手段4は、各計算機A,B,Cの動作負荷状況を一定時間間隔毎に監視し、負荷情報管理ファイル3に記録する。障害通知手段7は、或る計算機(例えばA)で障害が発生した場合、正常動作している計算機の中で最も動作負荷の低い計算機(例えばB)を選択し障害を通知する。障害を通知された計算機Bのリカバリ制御手段B-8は、更新記録ファイル5中の更新前のデータイメージを基にリカバリ処理を行い、排他状態を解除する。
請求項(抜粋):
複数の計算機により構成され、且つ、業務処理プログラムの実行に必要となるデータを、構成要素である全ての計算機から更新および参照が可能な共有データとして共有し、同一の業務処理プログラムが何れの計算機でも実行可能なマルチ計算機システムにおいて、ある業務処理プログラムが前記共有データを更新するときに、他の業務処理プログラムからの同時更新を防ぐ排他制御を実施し、前記共有データへの更新処理が発生したとき、更新前のデータイメージを更新記録ファイルに格納し、業務処理プログラムを実行中に、当該業務処理プログラムの実行の継続が不可能となった計算機が発生した場合、当該計算機以外の正常に動作している計算機の中で、その時点において最も動作負荷の低い計算機に対して障害の発生した計算機を通知し、障害の発生した計算機が通知された計算機は、前記更新記録ファイルから更新途中のデータの、更新前のデータイメージを読み出し、更新途中であったデータを更新前の状態に復旧し、更に、排他制御され更新不可能な状態になっている共有データの排他状態を解除することを特徴とするマルチ計算機システムリカバリ制御方法。
IPC (3件):
G06F 15/16 470 ,  G06F 15/16 380 ,  G06F 11/00 330
FI (3件):
G06F 15/16 470 R ,  G06F 15/16 380 Z ,  G06F 11/00 330 B
引用特許:
審査官引用 (1件)

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