特許
J-GLOBAL ID:200903061938265245

炭酸カルシウムの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-356147
公開番号(公開出願番号):特開平10-226974
出願日: 1997年12月09日
公開日(公表日): 1998年08月25日
要約:
【要約】【課題】 苛性化工程を利用して、製紙用填料として嵩、白色度、不透明度、ワイヤ摩耗性、歩留り性に有用な性質を与える紡錘状、あるいは針状の安価な炭酸カルシウムを得る。【解決手段】 第1段階の消和反応時において使用する生石灰の炭カル含有率が10重量%以下で、pH5.5〜13.5の液を用い、濃度20〜60%で消和させ石灰乳を得る。第2段階の苛性化反応において、緑液の添加速度を0.02〜0.5cc(緑液)/min/g(生石灰)、反応温度が20〜105°Cで行うことによって紡錘状、あるいは針状の炭酸カルシウムを得る。
請求項(抜粋):
硫酸塩法またはソーダ法によるパルプ製造工程の苛性化工程において製紙用填料として有用な炭酸カルシウムを製造する方法であって、(i)前記苛性化工程で発生し、及び/又は、前記工程外から導入した生石灰であって、(ii)生石灰の重量を基準として0.1〜10重量%の炭酸カルシウムを含有する前記生石灰に対して、該生石灰の濃度が20〜60重量%になるようにpH5.5〜13.5を有する液を添加し、攪拌あるいは捏和しながら消和させて石灰乳及び/又は石灰泥を生成する第1段工程、ついで該石灰乳及び/又は石灰泥に、前記苛性化工程で発生し、白液を製造するに必要な所定量の緑液を生石灰に対して0.02〜0.5cc(緑液)/min/g(生石灰)の添加速度で逐次添加し、反応温度20〜105°Cにて苛性化反応を行うことによりなる、前記製紙用填料として有用な炭酸カルシウムの製造方法。
IPC (4件):
D21C 11/00 ,  C01F 11/18 ,  D21H 19/38 ,  D21H 17/67
FI (4件):
D21C 11/00 Z ,  C01F 11/18 A ,  D21H 1/22 B ,  D21H 3/78
引用特許:
審査官引用 (6件)
全件表示

前のページに戻る