特許
J-GLOBAL ID:200903062055130532

植物の害虫および病原体に対する耐性を付与するための方法および物質

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 大野 聖二 ,  森田 耕司 ,  田中 玲子 ,  北野 健
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-538161
公開番号(公開出願番号):特表2008-517604
出願日: 2005年10月21日
公開日(公表日): 2008年05月29日
要約:
植物に対して害虫耐性を付与するための方法および物質が提供される。植物は、害虫の生存、発達または病原性に必須である植物害虫の遺伝子に対して相同なサイレンシング構築物で形質転換される。これによって、選択された遺伝子に対するRNAiを生じる植物が生じ、これが害虫によって摂取された場合、遺伝子のサイレンシングおよび害虫が植物を害する能力の引き続く軽減を生じる。他の実施形態では、害虫が植物を害する能力の軽減は害虫の子孫に受け継がれる。害虫の病原性除去のための方法および物質も提供される。
請求項(抜粋):
植物に対して害虫耐性を付与するための方法であって、異種ポリヌクレオチドを用いて宿主植物細胞を形質転換する工程を包含し、該異種ポリヌクレオチドは、 (a)第一の害虫病原性遺伝子に対して相同性を有する第一のアンチセンス配列と、 (b)第二の害虫病原性遺伝子に対して相同性を有する第二のアンチセンス配列と、 (c)該第一のアンチセンス配列に対して実質的に相補的である第一のセンス配列と、 (d)該第二のアンチセンス配列に対して実質的に相補的である第二のセンス配列と、 を包含し、 該異種ポリヌクレオチドの転写物は、ハイブリダイズして、該第一のアンチセンス配列によってコードされるヌクレオチドおよび該第一のセンス配列によってコードされるヌクレオチドを含む二本鎖領域を形成することができ、 該異種ポリヌクレオチドの転写物は、ハイブリダイズして、該第二のアンチセンス配列によってコードされるヌクレオチドおよび該第二のセンス配列によってコードされるヌクレオチドを含む二本鎖領域を形成することができ、かつ 該第一および第二のセンス配列ならびに第一および第二のアンチセンス配列は、各々少なくとも約19ヌクレオチド長である、 ことを特徴とする方法。
IPC (2件):
A01H 1/00 ,  C12N 15/09
FI (2件):
A01H1/00 A ,  C12N15/00 A
Fターム (10件):
2B030AD04 ,  2B030CA17 ,  2B030CB02 ,  4B024AA08 ,  4B024CA04 ,  4B024DA01 ,  4B024EA02 ,  4B024FA02 ,  4B024FA07 ,  4B024GA11
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 二本鎖RNAによる遺伝子阻害
    公報種別:公表公報   出願番号:特願2000-525538   出願人:ザカーネギーインスチチューションオブワシントン, ザユニバーシティーオブマサチューセッツ
引用文献:
審査官引用 (1件)
  • 新農薬学概論, 19931210, 第22-27頁

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