特許
J-GLOBAL ID:200903062303269186
高い動的変形抵抗を有する良加工性高強度熱延鋼板とその製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-258865
公開番号(公開出願番号):特開平11-100639
出願日: 1997年09月24日
公開日(公表日): 1999年04月13日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、鋼板の成分とミクロ組織を限定することによって、高い動的な衝撃エネルギー吸収能を有する良加工性高強度熱延鋼板とその製造方法を提供する。【解決手段】 成分を限定した鋼のミクロ組織をフェライトおよびベイナイトを含み、体積分率で3%以上の残留オーステナイトを含む第3相との複合組織とし、残留オーステナイト中の固溶〔C〕量と鋼材の平均Mn等量Mneqによって決まる値M=(678-428×〔C〕-33×Mneq)が-140以上70未満であり、相当歪みで0%超10%以下の予変形を与えた後の3〜10%の動的平均応力σdyn(MPa)と3〜10%の静的平均応力σst(MPa)が静的な最大応力TSによって表現される式(σdyn-σst)≧(-0.272×TS+300)を満足することを特徴とする良加工性高強度鋼板とその製造方法。
請求項(抜粋):
重量%で、C:0.04%以上0.3%以下、SiとAlの一方または双方を合計で0.5%以上3.0%以下、Mn,Ni,Cr,Cu,Moの1種または2種以上を合計で0.5%以上3.5%以下含み、残部がFe及び不可避的不純物からなり、最終的に得られる熱延鋼板のミクロ組織がフェライトおよびベイナイトを含み、このいずれかを主相とし、体積分率で3%以上の残留オーステナイトを含む第3相との複合組織であり、残留オーステナイト中の固溶〔C〕と鋼材の平均Mn等量{Mneq=Mn+(Ni+Cr+Cu+Mo)/2}によって決まる値(M=678-428×〔C〕-33×Mneq)が-140以上70未満で、その鋼材に相当歪みで0%超10%以下の予変形を与えた後、5×102 〜5×103 (1/s)の歪み速度範囲で変形した時の3〜10%の相当歪み範囲における変形応力の平均値σdyn(MPa)と5×10-4〜5×10-3(1/s)の歪み速度範囲で変形した時の3〜10%の相当歪み範囲における変形応力の平均値σst(MPa)の差が5×10-4〜5×10-3(1/s)の歪み速度範囲で測定された静的な引張り試験における最大応力TSによって表現される式(σdyn-σst)≧-0.272×TS+300を満足することを特徴とした、高い動的変形抵抗を有する良加工性高強度熱延鋼板。
IPC (4件):
C22C 38/00 301
, C21D 8/02
, C21D 9/46
, C22C 38/58
FI (4件):
C22C 38/00 301 W
, C21D 8/02 A
, C21D 9/46 S
, C22C 38/58
引用特許:
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