特許
J-GLOBAL ID:200903062332260511

油充填水中ケーブル用コネクタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-136364
公開番号(公開出願番号):特開平9-320680
出願日: 1996年05月30日
公開日(公表日): 1997年12月12日
要約:
【要約】【課題】 油充填水中ケーブル用コネクタの横断面におけるコンタクト配置用電気絶縁領域を最大限に使用可能とするとともに当該コネクタのケーブル接続後端部から前端部にわたる油流通路の開閉バルブ機構を大径化し、その機械的強度を高めるとともに組み立ての容易化及び製作コストの低廉化を図る。【解決手段】 油充填水中ケーブル用コネクタの本体シェルの内周面部に、油充填水中ケーブルを接続する後端部から前端部に至るすくなくとも1つの油流通路を形成するとともに該油流通路の開閉を制御するバルブ機構を形成する。
請求項(抜粋):
筒状本体シェル内に、複数のコンタクトを互いに離間して該本体シェルの長手軸と平行状に延びるように保持した電気絶縁性ブロックを装着し、上記本体シェルの後端部に、上記電気絶縁性ブロックの各コンタクトと電気接続された油充填水中ケーブルの一端部を流体的に密封状に接続可能とした円筒状ケーブル継手部材を装着する一方、該本体シェルの前端部に当該コネクタに対応するレセプタクルにねじ締め付け可能としたクランプ部材を装着して構成したコネクタであって、上記コネクタを対応するレセプタクルと結合したとき、上記コネクタの電気絶縁性ブロックの前端面に露出した各コンタクトの先端部を上記レセプタクルの対応するコンタクトとかみ合せて電気接続し、上記本体シェルの後端部のクランプ部材を締め付けるにつれて上記レセプタクルの前端面部が上記コネクタの電気絶縁性ブロックの前端面部を圧接してこれらコネクタとレセプタクル間を流体的に密封状に接続可能とした、油充填水中ケーブル用コネクタにおいて、上記電気絶縁性ブロックは上記本体シェルの内壁面と密接して軸方向に摺動可能に形成するとともにその後端部にコイルばねを装着し、上記筒状本体シェルの前端部の近くの内周面に肩部を形成する一方、上記電気絶縁性ブロックの外周面に上記本体シェルの肩部とかみ合い可能とした段部を形成するとともに該段部にOリングを装着し、上記電気絶縁性ブロックの外周面又は上記本体シェルの内壁面に、該電気絶縁性ブロックの後端面から上記段部又は上記肩部に至る少なくとも1つの油流通溝を形成し、上記本体シェルの後端部から内方に上記ケーブル継手部材の一端部を押し込んで装着したとき、該ケーブル継手部材の一端部が上記コイルばねを圧縮しながら上記電気絶縁性ブロックを前方に押圧し、該コイルばねの反発力により上記電気絶縁性ブロックの段部と上記本体シェルの肩部間に上記Oリングを挟んで圧縮変形させ、この圧縮変形されたOリングにより上記油流通溝と本体シェルの内周面とで形成された油流通路の末端開口を閉鎖状態として上記油充填水中ケーブル内の油の流通を阻止する一方、上記コネクタを対応するレセプタクルに差し込んで該コネクタの前端部のクランプ部材を締め付けるにつれて上記レセプタクルの前端面部が上記圧縮されたコイルばねの反発力に抗して上記電気絶縁性ブロックを押圧し、該電気絶縁性ブロックの段部を本体シェルの肩部から離間させることにより上記Oリングの圧縮変形を解除して上記油流通路の末端開口を開放状態とし、上記ケーブル継手部材に接続された油充填水中ケーブルから上記開放状態とされた油流通路を介して当該コネクタの本体シェルと流体的に密封状に接続されたレセプタクル内部に形成された微小空間部に至り上記油充填水中ケーブル内の油を流動可能とし、この流動油を介してこれら油充填水中ケーブル、コネクタ及びレセプタクルの内部を均圧状態に保持するようにしたことを特徴とする、油充填水中ケーブル用コネクタ。
IPC (2件):
H01R 13/523 ,  H02G 15/24
FI (2件):
H01R 13/523 ,  H02G 15/24 A
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭61-135075
  • 特開昭62-097275
  • 特開昭61-135075
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