特許
J-GLOBAL ID:200903062412541031

タイヤの温度分布予測方法とタイヤの温度分布予測計算プログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮園 純一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-034275
公開番号(公開出願番号):特開2007-210527
出願日: 2006年02月10日
公開日(公表日): 2007年08月23日
要約:
【課題】走行時のタイヤの温度分布を精度よく予測することのできる方法を提供する。【解決手段】3次元タイヤモデルにて転動解析を行い、タイヤ各部の応力と歪量とを算出し、この応力と歪量とゴム部材のtanδとを用いてタイヤの発熱分布を求めてから熱解析モデルを用いて熱解析計算を行い、タイヤの温度分布を予測した後、上記タイヤモデルの各ゴム部材の要素に、当該要素の上記予測された温度での弾性率を与えた新たな解析モデルM(k)を用いて応力と歪量とを再度算出し、この応力と歪量と上記予測された温度でのtanδとを用いて求められた新たな発熱分布P(k)を有する熱解析モデルG(k)を用いて熱解析計算を行って新たなタイヤの温度分布F(k)を予測する操作を温度分布F(k-1)とF(k)との差が、5%以内になるまで繰返し行うようにした。【選択図】図1
請求項(抜粋):
3次元タイヤモデルまたは3次元タイヤモデルと路面モデルとから成る応力解析モデルを作成するとともに、上記タイヤモデルの各ゴム部材の要素に弾性率を与えて、負荷または転動解析を行ってタイヤ各部の応力と歪量とを算出した後、上記算出されたタイヤ各部の応力と歪量とゴム部材の損失正接とを用いて求められたタイヤの発熱分布に基づいて、熱解析計算を行って、タイヤの表面及び内部の温度分布を予測するタイヤの温度分布予測方法であって、上記タイヤモデルの各ゴム部材の要素に所定の温度の損失正接を与えてタイヤの温度分布を予測した後、上記タイヤモデルの各ゴム部材の各要素の弾性率を上記予測された温度での弾性率に置換えた新たな応力解析モデルを用いて負荷または転動解析を行ってタイヤ各部の応力と歪量とを再度算出し、この算出された応力と歪量と、上記予測された温度でのゴム部材の損失正接とを用いてタイヤの発熱分布を求め、この発熱分布に基づいて熱解析計算を行って、タイヤの温度分布予測を行うとともに、上記新たな熱解析計算で予測された温度分布と、前の熱解析計算で予測された温度分布とを比較して、上記温度分布の収束性を判定し、上記温度分布が収束しない場合には、上記タイヤモデルの各ゴム部材の要素に、上記新たな熱解析計算により予測された温度における弾性率と損失正接とを与え、タイヤの温度分布を予測して温度分布の収束性を判定する操作を上記温度分布が収束するまで繰り返し、当該タイヤのタイヤの温度分布を予測するようにしたことを特徴とするタイヤの温度分布予測方法。
IPC (2件):
B60C 19/00 ,  G06F 17/50
FI (3件):
B60C19/00 Z ,  G06F17/50 680Z ,  G06F17/50 612H
Fターム (2件):
5B046AA04 ,  5B046JA07
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (3件)

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