特許
J-GLOBAL ID:200903062485409158

偏平なリラクタンス型3相電動機

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-337395
公開番号(公開出願番号):特開平8-168290
出願日: 1994年12月15日
公開日(公表日): 1996年06月25日
要約:
【要約】【目的】 偏平で出力トルクが大きくトルクリプルが少なく高速回転のできる3相のリラクタンス型の電動機を得ることが目的である。【構成】 外周に3n個(nは2以上の正整数)の磁極とそれに捲着された第1,第2,第3の相の電機子コイルを有する偏平な第1の固定電機子と、カップ型の回転子の外側内周に固定された第1の磁性体回転子の突極と、該突極内周と磁極外周とを僅かな空隙を介して対向して回転するようにカップ型の回転子の回転軸を支持する軸受と、突極の位置を検知して第1,第2,第3の相の位置検知信号を得る装置と、上述した装置と同じ構成の第2の固定電機子と第2の磁性体回転子と、第1,第2の磁性体回転子の回転軸を共通とし、軸受を中央部に固定した平板の上下に対称的に第1,第2の固定電機子と第1,第2の磁性体回転子を配設し、位置検知信号により、3相両波の通電を電機子コイルに行う為の急速な通電制御回路とより構成されたものである。
請求項(抜粋):
電気角で120度の幅の第1,第2,第3の相の磁極が円周面に配設された珪素鋼板積層体でつくられた偏平な円板状の第1,第2の固定電機子と、第1の固定電機子の第1,第2,第3の相の磁極のそれぞれに捲着された第1,第2,第3の相の電機子コイルと、第2の固定電機子の第1,第2,第3の相の磁極のそれぞれに捲着された第1,第2,第3の相の電機子コイルと、第1,第2の固定電機子より径の大きい平板を第1,第2の固定電機子により両側より挟持してプラスチック成型により成型し、第1,第2の固定電機子の中心に軸受を設けて、第1,第2の固定電機子を該軸受のまわりに位相を隣接磁極間の角度の1/2だけずらして配設固定した円板状固定電機子と、偏平なカップ状の第1,第2の金属回転子の外周内側に固定された珪素鋼板積層体で作られた第1,第2の磁性体回転子と、第1,第2の磁性体回転子の内周面より突出された電気角で180度の巾で180度の幅だけ離間した偶数個の突極と、金属回転子の回転軸を固定電機子の中央部に装着した前記した軸受により回動自在に支持するとともに、前記した第1,第2の磁性体回転子の突極内周面を、それぞれ対応する第1,第2の固定電機子の,磁極外周面と僅かな空隙を介して対向回転せしめる手段と、第1,第2の金属回転子のそれぞれの外周面と僅かな空隙を介してコイル面を対向して本体に固定された第1,第2の位置検知コイルと第1,第2の金属回転子が電気角で120度回転するに従って第1,第2の位置検知コイルと対向する第1,第2の金属回転子の外周面の対向面積を変更して位置検知コイルのインピーダンスを変化することにより、第1,第2の金属回転子に配設された突極の位置を検知して対応する第1,第2,第3の相の位置検知信号を得る位置検知装置と、第1,第2の固定電機子のそれぞれの第1,第2,第3の相の電機子コイルに直列に接続された半導体スイッチング素子と、該電機子コイルと半導体スイッチングとの直列接続体に供電する直流電源と、第1,第2の位置検知コイルより得られる2組の第1,第2,第3の相の位置検知信号を介して、対応する第1,第2の固定電機子の第1,第2,第3の相の電機子コイルに直列に接続した半導体スイッチング素子を位置検知信号の幅だけ導通して電機子コイルを通電する通電制御回路と、半導体スイッチング素子が位置検知信号の末端で不導通に転化したときに、該半導体スイッチング素子と電機子コイルとの接続点より、ダイオードを介して電機子コイルにより蓄積された磁気エネルギを小容量のコンデンサに流入充電して保持することにより電機子コイルの通電電流の降下を急速とする電気回路と、設定された角度だけ磁性体回転子が回転して次に通電される電機子コイルが位置検知信号によりその幅だけ通電されるときに、その通電の開始されると同時に前記した小容量のコンデンサに蓄積された静電エネルギを、該電機子コイルに流入せしめて、通電電流の立上がりを急速とする電気回路とより構成されたことを特徴とする偏平なリラクタンス型電動機。
IPC (2件):
H02P 7/05 ,  H02K 19/10
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • 高速電動機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-064366   出願人:株式会社セコー技研
  • 特開平1-286794
  • 特開平1-194888
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