特許
J-GLOBAL ID:200903062840489672
地中熱井戸の高効率な集熱システム
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
熊谷 繁
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-164807
公開番号(公開出願番号):特開2009-002595
出願日: 2007年06月22日
公開日(公表日): 2009年01月08日
要約:
【課題】本発明は、地球からの贈り物である地中熱エネルギーと地下水熱エネルギーの両方を効率よく利用できる地中熱井戸の高効率な集熱システムを提供する。【解決手段】地中熱井戸は掘削井戸1と井戸ケーシング2との円環状の集熱空間に地下水を貯水しており、間接方式の集熱パイプ3の周囲には熱交換促進用フィルター層6が充填され、地中熱を効率的に前記熱交換促進用フィルター層6から集熱パイプ3へ伝熱する。地上の地中熱集熱用循環ポンプ18を駆動すると、集熱パイプ3に充填されているブラインが集熱パイプ3→戻りヘッダー17→地中熱集熱用循環ポンプ18→熱源水昇温用プレート式熱交換器19→水式コンデンサー15(前記地中熱利用ヒートポンプ装置)→往きヘッダー16→集熱パイプ3と循環し、地中熱を地中熱利用ヒートポンプ装置の水式コンデンサー15の熱源に間接方式で利用させる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
地表から帯水層に達する所定深さまでボーリングにより所定口径の円形断面の掘削孔を掘削して掘削井戸とし、該掘削井戸内には、上下が開口した筒状の井戸ケージングを上部開口が地表で下部開口が井戸底部に位置するように同心円状に設け、前記掘削井戸と前記井戸ケーシングとの間には間接方式の集熱パイプが設置される円環状の集熱空間が形成され、前記掘削井戸の内壁にはラピリ層、細砂流入防止用不織布を設けて帯水層の地下水のみが前記集熱空間内に浸透するように形成し、前記集熱パイプはブラインを循環させ、前記集熱空間を縦断するように地表から井戸底部へ直線的に向かい、井戸底部付近で井戸ケーシングを横断して反対側に突き出し、さらに前記集熱空間を井戸底部付近から地表に直線的に向かう往き及び戻りのU字状に略等間隔に複数組設置され、前記井戸ケーシングの内部には、地表から揚水管により吊り下げた井戸ポンプが少なくとも帯水層レベル以下に位置する部分に設けられ、一方、地表の地中熱井戸周囲には、集熱パイプの往きヘッダー及び戻りヘッダーを設け、該戻りヘッダーから配管を介して地中熱利用ヒートポンプ装置の水式コンデンサーから往きヘッダーへ循環させ、前記集熱パイプにより集熱した地下水熱を地中熱利用ヒートポンプ装置の水式コンデンサーの熱源に利用することを特徴とする地中熱井戸の高効率な集熱システム。
IPC (3件):
F24J 3/08
, E01C 11/26
, F25B 30/06
FI (3件):
F24J3/08
, E01C11/26 B
, F25B30/06 T
Fターム (4件):
2D051GA06
, 2D051GB03
, 2D051GB05
, 2D051GB08
引用特許:
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