特許
J-GLOBAL ID:200903063194361189

同期追従装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柿本 恭成
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-203156
公開番号(公開出願番号):特開平8-070265
出願日: 1994年08月29日
公開日(公表日): 1996年03月12日
要約:
【要約】【目的】 同期追従装置の回路をデジタル化して装置を小形化する。【構成】 受信波INはIQ分離部11でI成分とQ成分とに分離され、PN乗算部12は、PN符号EPNI,EPNQと、受信データのI成分、Q成分とをデジタル的に乗算し、PN乗算部16は、PN符号LPNI,LPNQと、受信データのI成分、Q成分とをデジタル的に乗算する。平均化部13,14,17,18は、PN乗算部12,16の各出力信号をそれぞれ平均化して絶対値生成部15,19へ入力する。絶対値生成部15,19は、絶対値xE,xLを取る。差分生成部20は絶対値xE,xLの差分yを取り、位相ずれ制御部21へ出力する。位相ずれ制御部21は差分yの大きさに基づき出力信号S21を出力し、PN符号発生器22は出力信号S21に応じてPN符号を発生する。
請求項(抜粋):
スペクトル拡散によって変調された信号を同一周波数帯域内に多重化して通信を行う符号分割多重接続方式に基づく移動通信システムの受信局での同期追従装置おいて、空間伝搬路を伝わって来た複素数で表される受信信号を同相成分と直交成分とに分離する分離部と、前記同相成分と第1の擬似ランダム信号との乗算結果と前記直交成分と第2の擬似ランダム信号との乗算結果とを加算して複素数の実部を出力し、かつ該直交成分と該第1の擬似ランダム信号との乗算結果から該同相成分と該第2の擬似ランダム信号との乗算結果を減算して該複素数の虚部を出力する第1のデジタル演算部と、前記同相成分と第3の擬似ランダム信号との乗算結果と前記直交成分と第4の擬似ランダム信号との乗算結果とを加算して複素数の実部を出力し、かつ該直交成分と該第3の擬似ランダム信号との乗算結果から該同相成分と該第4の擬似ランダム信号との乗算結果を減算して該複素数の虚部を出力する第2のデジタル演算部と、前記第1のデジタル乗算部から出力された実部に対して1シンボル分の積分を逐次行い、該積分結果をトランスバーサルフィルタを用いて平均化する第1の平均化回路と、前記第1のデジタル乗算部から出力された虚部に対して1シンボル分の積分を逐次行い、該積分結果をトランスバーサルフィルタを用いて平均化する第2の平均化回路と、前記第2のデジタル乗算部から出力された実部に対して1シンボル分の積分を逐次行い、該積分結果をトランスバーサルフィルタを用いて平均化する第3の平均化回路と、前記第2のデジタル乗算部から出力された虚部に対して1シンボル分の積分を逐次行い、該積分結果をトランスバーサルフィルタを用いて平均化する第4の平均化回路と、前記第1の平均化回路の出力信号及び第2の平均化回路の出力信号をそれぞれ実部及び虚部とする第1の複素数の絶対値を生成する第1の絶対値生成部と、前記第3の平均化回路の出力信号及び第4の平均化回路の出力信号をそれぞれ実部及び虚部とする第2の複素数の絶対値を生成する第2の絶対値生成部と、前記第1の複素数の絶対値と第2の複素数の絶対値との差分値を生成する差分生成部と、前記差分値に基づきクロックのタイミングをデジタル的に変更する位相ずれ制御部と、前記位相ずれ制御部から出力されたクロックに基づき前記第1の擬似ランダム信号及び該第1の擬似ランダム信号とは位相の異なる前記第2の擬似ランダム信号をそれぞれ前記第1のデジタル乗算部に入力し、かつ前記第3の擬似ランダム信号及び該第3の擬似ランダム信号とは位相の異なる前記第4の擬似ランダム信号をそれぞれ前記第2のデジタル乗算部に入力し、更に前記クロックと同一位相の第5の擬似ランダム信号を前記移動通信システム内へ出力する擬似ランダム信号発生部とを、備えたことを特徴とする同期追従装置。
IPC (2件):
H04B 1/707 ,  H04L 7/00
引用特許:
審査官引用 (5件)
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