特許
J-GLOBAL ID:200903063248764071

内燃機関のバルブタイミング可変機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-107845
公開番号(公開出願番号):特開平10-212911
出願日: 1997年04月24日
公開日(公表日): 1998年08月11日
要約:
【要約】【課題】 流体圧が低下した際に、カムシャフトのトルク変動に起因してハウジング及びベーン体が相対的に回転してしまうことを防止する。【解決手段】 ベーン体19をハウジング16に対して相対回転可能に設ける。ベーン体19の各ベーン24の両側に第1及び第2油圧室30, 31を形成する。VVT12は、各油圧室30, 31に供給される油圧によってハウジング16及びベーン体19を相対回転させ、吸気バルブのバルブタイミングを変更する。ロック機構49は、ロックピン33と係止孔34とを含み、各油圧室30,31の油圧の大きさに応じて、ハウジング16とベーン体19との相対回転を規制する規制状態と、同相対回転を許容する解除状態とを切り替える。このロック機構49は、各油圧室30,31の油圧がカムシャフト11のトルク変動に起因したベーン体19の揺動を阻止可能な圧力になったときに解除状態に移行する。
請求項(抜粋):
内燃機関の吸気バルブ及び排気バルブの少なくとも一方のバルブを開閉するカムシャフトと、前記内燃機関のクランクシャフト及び前記カムシャフトの一方に駆動連結されたハウジングと、前記ハウジングの内部に形成された収容部内に配置されるベーンを有するともに、前記クランクシャフト及び前記カムシャフトの他方に駆動連結されたベーン体と、前記収容部内において前記ベーンの少なくとも一側に形成され、その内部に流体が供給される圧力室とを備え、前記圧力室内に供給される流体の圧力により前記収容部内で前記ベーンを位置変化させて前記ハウジング及びベーン体を相対回転させることにより、前記クランクシャフトに対する前記カムシャフトの回転位相を変更して、同カムシャフトにより開閉されるバルブのバルブタイミングを変更するようにした内燃機関のバルブタイミング可変機構において、前記圧力室内の流体圧に応じて、前記ハウジング及びベーン体の相対回転を規制する規制状態と前記ハウジング及びベーン体の相対回転を許容する解除状態とを選択可能であり、前記圧力室内の流体圧が、前記カムシャフトのトルク変動に起因した前記収容部内におけるベーンの位置変動を阻止可能な所定圧以上になったときに前記解除状態に移行する相対回転規制手段を更に備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング可変機構。
引用特許:
審査官引用 (2件)

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