特許
J-GLOBAL ID:200903023977587609

内燃機関用バルブタイミング調整装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 服部 雅紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-308995
公開番号(公開出願番号):特開平9-060508
出願日: 1995年11月28日
公開日(公表日): 1997年03月04日
要約:
【要約】【課題】 駆動手段から所定圧力の流体が供給されないときにハウジング部材とベーン部材とを拘束してハウジング部材とベーン部材との打音発生を防止し、吸気弁および排気弁の少なくとも一方の開閉を高精度に制御するバルブタイミング調整装置を提供する。【解決手段】 ストッパピストン7は、エンジン始動時ポンプ46から油圧室23および24に圧油が供給されていない状態では、先端部7cがストッパ穴20に嵌合しているのでシューハウジング3とベーンロータ9とが拘束され一体に回転する。従ってカムシャフト2に正・負の反転トルクが生じてもベーンロータ9とシューハウジング3との打音の発生は防止される。油圧室23または24に圧油が圧送されると、ストッパピストン7はストッパ穴20から抜け出てベーンロータ9はシューハウジング3との連結が解除されるので、シューハウジング3に対するベーンロータ9の相対回動を油圧により制御可能になる。
請求項(抜粋):
内燃機関の駆動軸から内燃機関の吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一方を開閉する従動軸に駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記駆動軸または前記従動軸のいずれか一方とともに回転するハウジング部材と、前記駆動軸または前記従動軸の他方とともに回転し、前記ハウジング部材内に形成された収容室に所定角度範囲に限って前記ハウジング部材に対して相対回動可能に収容されるベーン部材と、前記ハウジング部材と前記ベーン部材とにそれぞれ設けられ、互いに当接して前記ハウジング部材と前記ベーン部材との回動方向移動を所定の拘束位置において拘束する当接部と被当接部とを含み、前記当接部の変位により拘束状態を解除可能に構成され、さらに前記当接部を前記被当接部への当接方向へ付勢する付勢手段を含む拘束手段と、流体圧力によって前記当接部を前記付勢手段に抗して変位させて前記ハウジング部材と前記ベーン部材との拘束を解除するとともに、流体圧力によって前記ハウジング部材と前記ベーン部材とを相対回動させる流体駆動式の駆動手段と、を備えることを特徴とする内燃機関用バルブタイミング調整装置。
引用特許:
審査官引用 (6件)
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