特許
J-GLOBAL ID:200903063307506170

過酸化水素の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鍬田 充生
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-338294
公開番号(公開出願番号):特開2003-137513
出願日: 2001年11月02日
公開日(公表日): 2003年05月14日
要約:
【要約】【課題】 過酸化水素を効率よく製造する方法を提供する。【解決手段】 特定のイミド化合物の存在下、基質(第1級又は第2級アルコール)と酸素とを接触させる工程(反応工程21)と、反応混合物から過酸化水素を含む第1の成分と、過酸化水素含有量が前記第1の成分より少ない第2成分とを蒸留により分離する工程(第1の蒸留工程22)と、過酸化水素を含む成分をさらに蒸留する工程(第2の蒸留工程23)と、副生物を分離する工程(抽出工程27及び第3の蒸留工程28)と、基質を再生する工程(アルコール再生工程24)とを経ることにより過酸化水素を効率よく製造する。再生されたアルコールは反応工程にリサイクルする。
請求項(抜粋):
下記式(I)【化1】(式中、Xは、酸素原子又は-OR基(式中、Rは水素原子又はヒドロキシル基の保護基を示す)を示す)で表されるイミド骨格を有する酸化触媒を用いて、基質としての第1級又は第2級アルコールと酸素とを反応させて過酸化水素を製造する方法であって、(A)前記酸化触媒の存在下、前記基質と酸素とを接触させる反応工程と、(B)前記反応工程(A)で得られた反応混合物から、少なくとも過酸化水素を含む第1の成分と、この第1の成分よりも過酸化水素の含有量が少ない第2の成分とを分離する分離工程と、(C)副生したケトン及びアルデヒドを含む前記第1又は第2の成分から、第1級又は第2級アルコールを再生し、前記反応工程(A)にリサイクルする工程と、(D)反応混合物あるいは前記第1又は第2の成分に含まれ、かつ反応に使用した酸化触媒を必要により分離及び/又は再生して、前記反応工程(A)にリサイクルする工程とを含む過酸化水素の製造方法。
IPC (5件):
C01B 15/026 ,  B01J 31/02 102 ,  B01J 31/40 ,  B01J 38/00 301 ,  B01J 38/48
FI (5件):
C01B 15/026 ,  B01J 31/02 102 M ,  B01J 31/40 M ,  B01J 38/00 301 A ,  B01J 38/48 Z
引用特許:
審査官引用 (4件)
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