特許
J-GLOBAL ID:200903063587284879

浄水施設の濃縮槽における臭気低減方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-272937
公開番号(公開出願番号):特開2006-087970
出願日: 2004年09月21日
公開日(公表日): 2006年04月06日
要約:
【課題】 原水から懸濁物質を除去して浄水を製造する浄水施設の濃縮槽において、貯留する汚泥が腐敗し、上澄み液や汚泥は著しい臭気を発する。【解決手段】 酸素の供給が途絶えると有機物を含む汚泥は、有機物濃度が比較的低くても細菌の働きにより腐敗が急激に進行していく。この様な状態になると汚泥は黒く変色し、玉葱が腐ったような臭いや硫化水素臭などの激しい臭気が発生する。問題解決のアプローチは、濃縮槽の汚泥を嫌気状態にしないことにある。具体的には、濃縮槽の底から汚泥をポンプで引き抜きエアレーションを施し再び濃縮槽の給泥筒の内側へ上澄み液を乱さない様に戻す。これにより、細菌は酸素呼吸に移り有機物の分解すなわち発酵が抑えられるので、濃縮槽は臭くなくなる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
原水から懸濁物質を除去して水道水を製造する浄水施設の濃縮槽において、下記の工程を有することを特徴とする上澄み液及び汚泥の臭気低減方法。 工程1 濃縮槽の底部よりポンプを用いて汚泥を引き抜く工程。 工程2 工程1の次ぎの工程で、引き抜いた汚泥を、ポンプの吐出圧を利用して板やブロックなどに衝突させ、臭気を含むガスを拡散し空気を混入させる工程。 工程3 工程2の次の工程で、エアレーションした汚泥を、再び濃縮槽の給泥筒の内側に上澄み液と汚泥との境界を乱さずに静かに戻す工程。
IPC (1件):
C02F 11/00
FI (2件):
C02F11/00 F ,  C02F11/00 Z
Fターム (8件):
4D059AA03 ,  4D059BF00 ,  4D059BK01 ,  4D059BK15 ,  4D059BK16 ,  4D059BK30 ,  4D059CB01 ,  4D059CB30
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 凝集沈澱処理設備
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-085117   出願人:オルガノ株式会社

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