特許
J-GLOBAL ID:200903063644578167

溶融飛灰から重金属を回収する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高野 茂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-263112
公開番号(公開出願番号):特開平10-109077
出願日: 1996年10月03日
公開日(公表日): 1998年04月28日
要約:
【要約】【課題】 飛灰を浸出処理して重金属が濃縮された残渣を得る最初の段階で、pH7未満にすると、亜鉛の溶出が起こるので、この濾液から亜鉛を回収する処理をしなければならない。また、上記の処理で得た残渣から亜鉛を溶出させて回収する際に、塩酸を用いてpH調整すると、鉛の溶出が起こるので、亜鉛濃縮物の品位が低下する。【解決手段】 溶融飛灰に水を加え、pH7〜11のスラリーを調製し、このスラリーを固液分離して可溶性塩類を含む溶液と重金属類が濃縮された残渣とに分け、この残渣に水と硫酸を加えてpH4〜6のスラリーを調製し、このスラリーを固液分離して亜鉛を含む溶液と鉛を含む残渣とに分け、この残渣を鉛の精錬原料として回収する。そして、上記亜鉛を含む溶液にアルカリおよび硫化剤を加えて亜鉛を沈澱させ、この沈澱物を分離して亜鉛の精錬原料として回収する。
請求項(抜粋):
ごみ焼却残渣を溶融処理した際に捕集された飛灰に水を加え、必要に応じてアルカリを加えてpH7〜11のスラリーを調製した後、このスラリーを固液分離し、可溶性塩類が溶出した溶液と重金属が濃縮された残渣とに分け、この重金属が濃縮された残渣に水を加え、さらに硫酸を加えてpH4〜6のスラリーを調製し、このスラリーを固液分離して亜鉛を主体とする重金属を含む溶液と鉛を主体とする重金属を含む残渣とに分けることを特徴とする溶融飛灰から重金属を回収する方法。
IPC (4件):
B09B 3/00 ,  B09B 3/00 ZAB ,  C22B 3/44 ,  C22B 7/02
FI (4件):
B09B 3/00 304 G ,  C22B 7/02 B ,  B09B 3/00 ZAB ,  C22B 3/00 Q
引用特許:
審査官引用 (2件)

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