特許
J-GLOBAL ID:200903063939706795
圧延鋼材の製造方法
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
吉田 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-134926
公開番号(公開出願番号):特開2000-317506
出願日: 1999年05月14日
公開日(公表日): 2000年11月21日
要約:
【要約】【課題】炭化物が球状に均一に分布した軟化組織を得ることができ、従ってその後における球状化焼鈍し処理を省略ないし短縮化し得て、同処理のために必要なエネルギーと処理時間を節約でき、また生産性を高めることが可能な圧延鋼材の製造方法を提供する。【解決手段】重量%でC:0.6〜1.7%を含有する圧延鋼材を製造するに際し、素材温度が650°C〜平衡状態図上のAcm点の温度域にあるように素材を加熱炉で加熱した後、加熱炉の抽出から仕上圧延終了までの全工程を通じて材料各部の温度がAcm点以下の温度域であるように圧延を行い、そして仕上圧延終了後500°Cまでを1°C/秒以下の冷却速度で徐冷する。
請求項(抜粋):
重量%でC:0.6〜1.7%を含有する圧延鋼材を製造するに際し、素材各部の温度が650°C〜平衡状態図上のAcm点の温度域にあるように該素材を加熱炉で加熱した後、該加熱炉の抽出から仕上圧延終了までの全工程を通じて材料各部の温度が前記Acm点以下の温度域であるようにするか又は該Acm点を超えることがあっても以下の式(1)で示されるV値が2.5以下となるように圧延を行い、該仕上圧延終了後500°Cまでを1°C/秒以下の冷却速度で徐冷することを特徴とする圧延鋼材の製造方法。V=ΔP・Δt・0.5・1011・・・式(1)但しΔt=tx-tctc:素材の任意の部位(Xとする)がAcm点を超えた時刻[秒]tx:時刻tc後素材の部位Xが再びAcm点より低くなる間で、素材の部位Xが最高温度に達した時の時刻[秒]ΔP=exp{-246000/8.31/(273+Tmax)}-exp{-246000/8.31/(273+Acm)}Tmax:時刻txでの素材の部位Xの温度[°C]Acm:平衡状態図上のAcm点[°C]
IPC (2件):
FI (2件):
B21B 3/00 A
, C21D 8/00 A
Fターム (10件):
4K032AA06
, 4K032AA07
, 4K032BA02
, 4K032CA01
, 4K032CC02
, 4K032CC03
, 4K032CC04
, 4K032CD01
, 4K032CF02
, 4K032CF03
引用特許:
審査官引用 (3件)
-
特開昭59-136421
-
特開平4-103715
-
高炭素薄鋼板およびその製造方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願平7-247662
出願人:住友金属工業株式会社
前のページに戻る