特許
J-GLOBAL ID:200903064139711436

耐水素脆化特性にすぐれる超高強度薄鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 牧野 逸郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-276865
公開番号(公開出願番号):特開平8-134549
出願日: 1994年11月10日
公開日(公表日): 1996年05月28日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】耐水素脆化特性にすぐれる引張強度1180MPa以上の超高強度薄鋼板の製造方法を提供する。【構成】C、Si、Mn、P、S、Caを鋼スラブを、加熱温度1100°C以上、巻取り温度600°C以下の条件にて熱間圧延を行ない、次いで、得られた鋼板を酸洗し、表面のスケールを除き、冷間圧延を行なった後、連続焼鈍を行なうに際して、Ac1点以上、1000°C以下の温度にて均熱した後、徐冷し、Ar1点以上の温度から70°C/秒以上の冷却速度にてMs点以下まで冷却して、マルテンサイト変態を生ぜしめ、この後、再加熱するか、又はそのまま、150〜400°Cの温度で1〜20分間加熱する焼戻し処理を行なって、マルテンサイト組織を40%以上含み、強度1180MPa以上の耐水素脆化特性にすぐれる超高強度薄鋼板を得る。鋼板には、更に、Tiを0.01〜0.20%の範囲で添加してもよい。
請求項(抜粋):
重量%でC 0.08〜0.30%、Si 1.0%未満、Mn 1.5〜3.0%、P 0.020%以下、S 0.010%以下、及びCa 0.001%〜0.010%を含み、残部鉄及び不可避的不純物元素からなる鋼スラブに、加熱温度1100°C以上、巻取り温度600°C以下の条件にて熱間圧延を行ない、次いで、得られた鋼板を酸洗し、表面のスケールを除き、冷間圧延を行なった後、連続焼鈍を行なうに際して、Ac1点以上、1000°C以下の温度にて均熱した後、徐冷し、Ar1点以上の温度から70°C/秒以上の冷却速度にてMs点以下まで冷却して、マルテンサイト変態を生ぜしめ、この後、再加熱するか、又はそのまま、150〜400°Cの温度で1〜20分間加熱する焼戻し処理を行なって、マルテンサイト組織を体積率にて40%以上含み、強度1180MPa以上の耐水素脆化特性にすぐれる超高強度薄鋼板の製造方法。
IPC (5件):
C21D 9/46 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/04 ,  C22C 38/14
引用特許:
出願人引用 (8件)
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審査官引用 (8件)
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