特許
J-GLOBAL ID:200903064235176053

吐出用液体収容容器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 谷 義一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-109869
公開番号(公開出願番号):特開平10-193634
出願日: 1997年04月25日
公開日(公表日): 1998年07月28日
要約:
【要約】【課題】 表面張力の大きいインクを収容する大容量のインクタンクであっても、負圧特性を安定させて安定的なインクの供給を可能とし、環境変化に対してインク洩れがなく取扱性に優れたインクタンクを提供する。【解決手段】 上部で大気連通口12に連通し下部でインク供給口14AAに連通し内部に負圧発生部材32を収容する負圧発生部材収納室34と、インクを直接に収容する液体収納室36とが隔壁38底部の連通路40を介して連通されている。隔壁38には上端が負圧発生部材32に当接して開口する第1通路50と、下端が連通路40に連通し大気導入口に対し断面積を相対的に小さく構成した第2通路60とが形成されている。負圧発生部材32での発生負圧が第2通路60の毛管力により決定されほぼ一定に制御される。
請求項(抜粋):
大気と連通する大気連通部と液体噴射ヘッドに液体を供給するための液体供給部とを備え内部に負圧発生部材を収納した負圧発生部材収納室と、前記負圧発生部材収納室と連通路を介して連通するとともに、前記連通路を除いて実質的に密閉である液体収納室と、前記負圧発生部材収納室の前記連通路から上方へ延在する隔壁とを備え、前記隔壁に毛管力発生部を形成するとともに前記負圧発生部材収納室から前記液体収納室に大気を導入する大気導入路を備える吐出用液体収容容器であって、前記毛管力発生部により発生される毛管力が、少なくとも次の条件を満たすことを特徴とする吐出用液体収容容器。【数1】H<h≦Hs-Hp-Δhここで、hは、前記毛管力発生部により発生される毛管力を吐出用液体の密度ρと重力加速度gの積で割り長さの次元に変換した毛管力、すなわち、発生する毛管力をΔPcとするとき、h=ΔPc/ρg、Hは毛管力発生部と液体噴射ヘッド吐出口形成面の位置ヘッドの差、Hsは、負圧発生部材の毛管力を吐出用液体の密度ρと重力加速度gの積で割り長さの次元に変換した毛管力、すなわち、負圧発生部材の毛管力をΔPsとするとき、Hs=ΔPs/ρg、Hpは負圧発生部材内の気液界面と毛管力発生部の位置ヘッドの差、Δhは連通路と吐出用液体供給口との間の負圧発生部材における圧力損失を前記密度ρと重力加速度gの積で割り長さの次元に変換した損失ヘッド、すなわち、圧力損失をΔPeとするとき、Δh=ΔPe/ρgである。
引用特許:
審査官引用 (3件)

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