特許

J-GLOBAL ID：200903064556011692

エンジンのバルブタイミング制御装置

発明者： 田中 憲一郎 ,  奥田 恒久 ,  原田 司
出願人/特許権者： マツダ株式会社
代理人 (1件)： 大浜 博
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-187443
公開番号（公開出願番号）：特開平10-030463
出願日： 1996年07月17日
公開日（公表日）： 1998年02月03日
要約：

【要約】【課題】 位相変更の初期段階における応答性を高めることで、エンジンの出力性能あるいは排気エミッション性能を良好に維持する。【解決手段】 解除手段16による位相保持の解除時におけるカム軸側部材の回転角位相の変更開始時に、該カム軸側部材に対して該カム軸側部材の実回転角位相を目標回転角位相側に変更可能な初期駆動トルクが駆動手段21により与えるとともに、上記初期駆動トルクによる位相変更動作により上記カム軸側部材の実回転角位相の変化量が設定値に達すると、上記駆動手段21の駆動トルクの制御をフィードバック制御に切り替える。かかる構成により、カム軸側部材と出力軸側部材との間の回転角位相差の変更初期における位相変更の応答性が高められ、また例え回転角位相のズレが生じたとしてもこれが短時間に解消されるので、エンジンの出力性能あるいは排気エミッション性能の向上が図れる。

請求項（抜粋）：

カム軸に連結されたカム軸側部材とエンジン出力軸に連結された出力軸側部材との間に備えられてこれら該カム軸側部材と出力軸側部材との間における回転角位相差を変更することでエンジンのバルブタイミングを変更するようにしたエンジンのバルブタイミング制御装置であって、上記カム軸側部材に駆動トルクを付与して該カム軸側部材の回転トルクを変更せしめることで該カム軸側部材の回転角位相を変更する駆動手段と、上記カム軸側部材と出力軸側部材との間を機械的に連結することで該カム軸側部材と出力軸側部材との回転角位相差を一定に保持する位相保持手段と、上記位相保持手段を作動させて該位相保持手段による回転角位相差の保持状態を解除せしめる解除手段と、上記カム軸側部材の実回転角位相を検出する位相検出手段と、上記解除手段による位相保持の解除時における上記カム軸側部材の回転角位相の変更開始時に上記駆動手段に対して実回転角位相を目標回転角位相方向へ変更可能な初期駆動トルクを付与するとともに、上記位相検出手段により検出される実回転角位相の変更開始時からの変化量が設定量に達した時点において該実回転角位相を目標回転角位相に収束せしめる如く上記駆動手段の駆動トルクをフィードバック制御する制御手段とを備えたことを特徴とするエンジンのバルブタイミング制御装置。

IPC (2件)：

F02D 13/02 ,  F01L 1/34

FI (3件)：

F02D 13/02 G ,  F01L 1/34 Z ,  F01L 1/34 B

引用特許：

審査官引用 (3件)

• エンジンのバルブタイミング制御装置
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平6-078500   出願人：日鍛バルブ株式会社, マツダ株式会社
• 特開平4-136403
  
• 特開平4-136403