特許
J-GLOBAL ID:200903064594745683

白血球の分離、濃縮方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-178197
公開番号(公開出願番号):特開2000-007571
出願日: 1998年06月25日
公開日(公表日): 2000年01月11日
要約:
【要約】【課題】 赤血球の混入や汚染を極力防止することができ、移植される造血幹細胞数を厳密に把握することのできる、無菌操作の可能な白血球の分離、濃縮方法を提供する。【解決手段】 親バッグに採取された血液母液を、親バッグへの子バッグの取付部を下にして軽遠心または吊り下げ静置し、上層の白血球層と下層の赤血球層に分離する。下層の赤血球を1つの子バッグに移注してこの子バッグを親バッグから分離する。次に、この親バッグを子バッグとの取付部を上にして軽遠心し、白血球層を上層の血漿層と下層の白血球濃厚液層に分離し、上層の血漿を子バッグにゆっくり移注して、白血球濃厚液を収容した親バッグに所定量の凍害防止剤を無菌的に添加した後、白血球濃厚液を凍結バッグに移注する。
請求項(抜粋):
採血チューブを備えた親バッグに連結チューブを介して凍結バッグと複数の子バッグが連結されてなる血液母液処理バッグを使用する、下記(a)〜(h)の工程を含んでなる白血球の分離、濃縮方法。(a)採血チューブを通して親バッグに血液母液を採取する。(b)親バッグを子バッグと連結する連結チューブの取付部を下にして軽遠心または吊り下げ静置し、血液母液を上層の白血球層と下層の赤血球層に分離する。(c)下層の赤血球を取付部を下にした連結チューブを経由して1つの子バッグに移注する。(d)赤血球の移注された子バッグを、連結チューブを溶断して親バッグから分離する。(e)赤血球の除かれた親バッグを子バッグと連結する連結チューブの取付部を上にして軽遠心し、白血球層を上層の血漿層と下層の白血球濃厚液層に分離する。(f)上層の血漿を、親バッグの容量が所定量になるまで子バッグにゆっくり移注する。(g)白血球濃厚液を収容した親バッグに所定量の凍害防止剤を無菌的に添加する。(h)凍結防止剤を含む白血球濃厚液を凍結バッグに移注し、連結チューブを溶断して、凍結バッグを親バッグから分離する。
Fターム (15件):
4C087AA04 ,  4C087BB34 ,  4C087BB44 ,  4C087BB59 ,  4C087BB63 ,  4C087CA21 ,  4C087DA03 ,  4C087DA07 ,  4C087DA18 ,  4C087NA06 ,  4C087ZA51 ,  4C087ZA55 ,  4C087ZB15 ,  4C087ZB26 ,  4C087ZB27
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • 血液成分分離方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-228231   出願人:株式会社ニッショー
  • 血液成分分離方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-239051   出願人:株式会社ニッショー
  • 血液成分分離方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-210191   出願人:株式会社ニッショー
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