特許
J-GLOBAL ID:200903064843590555

誘導電動機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 強
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-184461
公開番号(公開出願番号):特開平10-033000
出願日: 1996年07月15日
公開日(公表日): 1998年02月03日
要約:
【要約】【課題】 超低速回生領域においても制御不能に陥ることがない誘導電動機の制御装置を提供する。【解決手段】 一次角周波数指令値演算部17は、一次角周波数演算部12により演算された誘導電動機5の一次角周波数ω1 が一次角周波数基準値ω1*、未満になった場合、一次角周波数基準値ω1*の大きさで正負両極性を有する一次角周波数指令値ω1*' を出力し、トルク分電流補正部16は、一次角周波指令値ω1*' と一次角周波数ω1 との偏差からトルク分電流補正値Δi1qを得て、このトルク分電流補正値Δi1qをトルク分電流指令値i1q* に加算してトルク分電流補正指令値i1q*'を出力し、トルク分電流制御部10は、トルク分電流補正指令値i1q*'とトルク分電流検出値i1qとの偏差に基づいて演算を行い、得られたトルク分及び励磁分電流補償出力並びに位相角演算部13からの位相角θに基づいたセンサレスベクトル制御により誘導電動機5を駆動する。
請求項(抜粋):
外部より与えられる励磁分電流指令値と誘導電動機に流れる相電流から検出された励磁分電流検出値との偏差がなくなるように制御する励磁分電流制御部と、外部より与えられる速度指令値と速度推定値との偏差がなくなるように制御する速度制御部と、この速度制御部の出力信号たるトルク分電流指令値と前記誘導電動機に流れる相電流から検出されるトルク分電流検出値との偏差がなくなるように制御するトルク分電流制御部と、前記トルク分電流検出値からすべり角周波数推定値を演算するすべり角周波数推定値演算部と、前記トルク分電流制御部の制御結果として得られる誘起電圧から一次角周波数を演算する一次角周波数演算部と、この一次角周波数演算部からの一次角周波数と前記すべり角周波数推定値演算部からのすべり角周波数推定値とに基づいて前記誘導電動機の速度を推定して、その速度推定値を前記速度制御部に与える速度推定値演算部と、前記一次角周波数演算部によって演算された一次角周波数を積分して前記誘導電動機の回転子の回転位相角を得る位相角演算部と、前記一次角周波数演算部によって演算された一次角周波数が基準値未満となった場合は、極性の異なる正極値と負極値とを交互に変化させた一次角周波数指令値を出力する一次角周波数指令値演算部を有し、前記一次角周波数指令値と前記一次角周波数との偏差からトルク分電流補正値を得て、このトルク分電流補正値を前記速度制御部によって出力されたトルク分電流指令値に加算するトルク分電流補正部とを備え、前記位相角演算部,前記励磁分電流制御部及びトルク分電流制御部の出力信号に基づいてセンサレスベクトル制御を行うことを特徴とする誘導電動機の制御装置。
IPC (2件):
H02P 21/00 ,  H02P 5/41 302
FI (2件):
H02P 5/408 A ,  H02P 5/41 302 J
引用特許:
審査官引用 (3件)

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