特許
J-GLOBAL ID:200903064977456448

非共沸混合媒体サイクルシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 平井 安雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-270623
公開番号(公開出願番号):特開2008-088892
出願日: 2006年10月02日
公開日(公表日): 2008年04月17日
要約:
【課題】 動力サイクル中の作動流体が気相と液相に分離した状態で、液相の作動流体を一部貯溜して、循環する作動流体における低沸点媒体の濃度を調整可能とし、外部条件の変動に対して濃度調整を行って安定した運転を可能にすると共に、性能を最大限発揮させられる非共沸混合媒体サイクルシステムを提供する。【解決手段】 液相作動流体流路に液相作動流体を一部貯溜する濃度調整用貯溜部15を配設し、貯溜量を制御してサイクルの主流路1aで循環する作動流体における高沸点媒体分を増減させ、主流路1aの作動流体における各媒体の割合を調整可能とすることから、主流路1aを循環する作動流体の低沸点媒体濃度を外部の調整用機器なしに調整でき、各熱源の温度変動等に対応して作動流体における低沸点媒体を適切な濃度に調整でき、システム全体を安定した運転状態としてその性能を最大限発揮させられる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
沸点の異なる複数の流体が混合された作動流体を全て液相の状態で所定の高温熱源と熱交換させ、前記作動流体の少なくとも一部を蒸発させる蒸発器と、前記蒸発器で得られた高温の作動流体を気相分と液相分とに分離する気液分離器と、前記作動流体のうち気相分を導入されて流体の保有する熱エネルギを動力に変換する膨張機と、当該膨張機を出た気相の作動流体を前記気液分離器を出た液相分と合わせて所定の低温熱源と熱交換させ、気相分を凝縮させる凝縮器と、当該凝縮器を出た作動流体を圧縮して前記蒸発器へ向わせる圧縮機とを少なくとも備える非共沸混合媒体サイクルシステムにおいて、 前記気液分離器から取出される高温液相の作動流体の流路中に、当該作動流体の一部を所定量調整可能に貯溜する濃度調整用貯溜部を備えることを 特徴とする非共沸混合媒体サイクルシステム。
IPC (1件):
F01K 25/10
FI (1件):
F01K25/10 D
Fターム (7件):
3G081BA02 ,  3G081BB04 ,  3G081BB05 ,  3G081BB07 ,  3G081BC16 ,  3G081BD10 ,  3G081DA01
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 温度差発電装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-236432   出願人:佐賀大学長

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