特許
J-GLOBAL ID:200903065270233384

熱交換器製造方法及び熱交換用プレート

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 平井 安雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-047154
公開番号(公開出願番号):特開2008-209073
出願日: 2007年02月27日
公開日(公表日): 2008年09月11日
要約:
【課題】 所定の表面形状を採用した熱交換用プレートによる熱交換器の製造過程で、重ね合せたプレート同士の接触箇所を確実且つ速やかに拡散接合して、隣合うプレートの一体化部分を大幅に増加させ、熱交換器の耐圧強度を大幅に高められる熱交換器製造方法、及び、当該方法で用いられる熱交換用プレートを提供する。【解決手段】 隆起形状部分に微小突起11b、12bを設けた複数の熱交換用プレート10を、熱交換器として一体化する過程で重ね合せると、各微小突起11b、12bが他プレートの隆起形状部分頂部の平坦面に接触した状態が得られ、この状態で拡散接合が進行する温度条件及び周囲雰囲気条件を与え、プレート同士の多数の接触箇所を拡散接合させることから、突起部分を起点に拡散接合部分が拡大する形で拡散接合をより短時間に進行させられる上、熱交換用プレートの成型形状を損わずに各プレートを強固に一体化でき、熱交換器の強度を高められる。【選択図】 図7
請求項(抜粋):
所定の凹凸パターンを有する金属製略板状体からなる熱交換用プレートを複数重ねた状態で一体化させて熱交換器を製造する熱交換器製造方法において、 前記各熱交換用プレートが、凹凸パターンとして、一方の面側に頂部として所定の大きさの平坦面を有して所定配列で形成される多数の凸部と、前記一方の面側における凸部隆起方向と逆向きに凹んだ凹み形状で且つ底部として所定の大きさの平坦面を有して多数形成される凹部とを備え、 前記各凸部及び各凹部が、各熱交換用プレートを複数枚重ね合せた状態で、隣合うプレート同士で互いにプレートから多数突出する凸部同士の位置が一致すると共に凹部裏側同士の位置が一致して凸部同士及び凹部裏側同士がそれぞれ互いに向い合うパターン配置、又は、隣合うプレート同士で互いにプレートから多数突出する凸部と凹部裏側の位置が一致して互いに向い合うパターン配置とされ、 前記各凸部の頂部における頂部中心から外れた所定箇所、及び/又は前記各凹部の底部裏側の各平坦部分における凹部の底部中心裏側部位から外れた所定箇所に、所定形状の微小突起が、各熱交換用プレートを複数枚重ね合せた状態で隣合うプレートにおける各突起位置が互いに重ならずにずれる所定配置として、一又は複数形成されてなり、 各熱交換用プレートを所定枚数重ね合せ、重なり合う各プレートの平行度を少なくとも維持可能で且つプレート材質における拡散接合の生じる所定温度に昇温した状態でもプレートの前記各微小突起を除く各部形状が塑性変形しない程度の押圧力をプレート重なり方向に付与し、重ね合せ状態を維持すると共に、隣合うプレート同士で互いにプレートから多数突出する凸部同士及び各凹部裏側同士を、又は、凸部と凹部裏側とを、それぞれ微小突起部位で接触させ、 少なくともプレート間の各接触部分周囲を、真空状態又は不活性ガス雰囲気のみ存在する低圧力状態とした上で、各プレートを拡散接合の生じる所定温度に所定時間維持し、押圧と温度上昇で各微小突起を変形圧壊させつつ拡散接合を進行させ、前記凸部同士及び凹部裏側同士を、又は、前記凸部と凹部裏側とを、微小突起部位以外でも当接させて拡散接合させることを 特徴とする熱交換器製造方法。
IPC (2件):
F28F 3/04 ,  F28F 3/08
FI (2件):
F28F3/04 A ,  F28F3/08 311
引用特許:
出願人引用 (4件)
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