特許
J-GLOBAL ID:200903065333049040

生物材料からの蛋白質の抽出・精製における改良方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐々井 克郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-394064
公開番号(公開出願番号):特開2005-154330
出願日: 2003年11月25日
公開日(公表日): 2005年06月16日
要約:
【目的】 収穫植物、組替植物を含めたオルトジフェノール含有生物材料からの蛋白質の水性溶液中への抽出・精製の改良を提供する。 【構成】 水性溶液中にイ)ベンゼンスルフィン酸誘導体の水溶性塩、ロ)蓚酸又は蓚酸の水溶性塩、及びハ)ベンゼンスルフィン酸及びその誘導体から選択される1種以上の物質の水溶性塩と蓚酸又は蓚酸の水溶性塩との混合物からなる群から選択される物質を加え実施する。但し該誘導体はベンゼン環が低級アルキル、アミノ又は低級アルコキシ基でモノ置換されているもの。 【効果】 生じてしまうオルトキノンが蓚酸又は蓚酸の水溶性塩で生成阻害され、生成したオルトキノンはベンゼンスルフィン酸誘導体水溶性塩で安定誘導体化され、その重合減退、高分子複合体と蛋白質アミノ酸残基の結合防止、蛋白質の不純度減少、障害防止、蛋白質収率向上が得られる。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
オルトジフェノール化合物を含有する生物材料中に含まれる蛋白質を水性溶液中に抽出後、該抽出液から該蛋白質又は該蛋白質を含有する成分を任意の精製手段で精製する方法において、該水性溶液中に、 イ) ベンゼンスルフィン酸誘導体の水溶性塩、但し該ベンゼンスルフィン酸誘導体はベンゼンスルフィン酸のベンゼン環の水素原子1個が低級アルキル基、アミノ基、又は低級アルコキシ基からなる置換基Rで置換されているものである、 ロ) 蓚酸又は蓚酸の水溶性塩、及び ハ) ベンゼンスルフィン酸及びその誘導体から選択される1種以上の物質の水溶性塩と、蓚酸又は蓚酸の水溶性塩との混合物、但し該その誘導体はベンゼンスルフィン酸のベンゼン環の水素原子1個が低級アルキル基、アミノ基、又は低級アルコキシ基からなる置換基Rで置換されているものである、 上記イ)ロ)ハ)からなる群から選択される物質を加えて該抽出及び/又は精製を実施することからなる方法。
IPC (2件):
C07K14/415 ,  C07K1/14
FI (2件):
C07K14/415 ,  C07K1/14
Fターム (9件):
4H045AA20 ,  4H045CA30 ,  4H045CA40 ,  4H045DA70 ,  4H045EA60 ,  4H045GA01 ,  4H045GA06 ,  4H045GA15 ,  4H045GA21
引用文献:
審査官引用 (4件)
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