特許
J-GLOBAL ID:200903065529495528
防振ブッシュの製造方法及び防振ブッシュ
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人しんめいセンチュリー
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-069372
公開番号(公開出願番号):特開2008-232195
出願日: 2007年03月16日
公開日(公表日): 2008年10月02日
要約:
【課題】加硫成形後の外筒の絞り加工を容易にすると共に、絞り加工に伴う接着界面の剥離を防止することができる防振ブッシュの製造方法及び防振ブッシュを提供すること。【解決手段】凹溝形成工程において、外筒20の内周面22には、軸方向Xへ延びる複数の凹溝24が周方向Cへ分散された状態で形成されるので、外筒20の肉厚が大きい場合であっても、絞り工程において、外筒20に縮径方向への絞り加工を容易に施すことができる。また、外筒20に大きな絞り加工を施す場合であっても、各凹溝24形成部が変形することで、防振基体30の接着界面における歪みを抑制することができるので、接着界面の破壊を防止して、その剥離を防止することができる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
第1円筒部材と、前記第1円筒部材の外周側に間隔を隔てて配置される第2円筒部材と、前記第1円筒部材と第2円筒部材との間に介在しゴム状弾性材から構成される防振基体とを備える防振ブッシュの製造方法において、
金属材料から構成される円筒状のパイプ材を所定の長さで切断して前記第1円筒部材を形成する第1円筒部材切断工程と、
前記切断工程により形成された前記第1円筒部材に対し、前記第1円筒部材の外周面から軸直角方向へ向けて膨出し凸状球面をなす膨出部を形成する膨出部形成工程と、
複数の凹状球面が内周面に所定間隔毎に形成された金型内に金属材料から構成される円筒状のパイプ材を配置すると共に流体の供給排出により拡縮するブラダーを前記パイプ材の内周面側に配置する配置工程、及び、前記配置工程により前記パイプ材の内周面側に配置されたブラダーを膨張させて前記パイプ材を前記金型の凹状球面に押圧することで、前記膨出部よりも大径の凹状球面である凹設部を前記パイプ材の内周面に所定間隔毎に複数窪ませる凹設工程を有する凹設部形成工程と、
前記凹設部形成工程の凹設工程により複数の凹設部が内周面に窪んだ前記パイプ材を所定の長さで切断して前記第2円筒部材を形成する第2円筒部材切断工程と、
前記第2円筒部材切断工程により形成された第2円筒部材の内周面に軸方向へ延びる複数の凹溝を周方向へ分散させてNC加工により形成する凹溝形成工程と、
前記凹溝形成工程により複数の凹溝が形成された第2円筒部材を、前記凸状球面をなす膨出部が前記凹状球面をなす凹設部により取り囲まれた状態で、前記第1円筒部材の外周側に同軸状に配置し、前記第2円筒部材の内周面と前記第1円筒部材の外周面との間をゴム状弾性材の加硫成形により加硫接着することで、前記第1円筒部材と第2円筒部材との間に前記防振基体を介在させる加硫工程と、
前記加硫工程により防振基体が内周面に加硫接着された前記第2円筒部材に縮径方向への絞り加工を施す絞り工程と、を備えることを特徴とする防振ブッシュの製造方法。
IPC (2件):
FI (4件):
F16F1/38 F
, F16F15/08 K
, F16F1/38 K
, F16F1/38 U
Fターム (12件):
3J048AA01
, 3J048BA19
, 3J048BA20
, 3J048EA15
, 3J059AD05
, 3J059BA42
, 3J059BB01
, 3J059BC06
, 3J059BD06
, 3J059BD07
, 3J059EA02
, 3J059GA02
引用特許:
出願人引用 (3件)
-
防振ブッシュ
公報種別:公開公報
出願番号:特願2000-273642
出願人:東洋ゴム工業株式会社
-
防振ブッシュ
公報種別:公開公報
出願番号:特願2002-307601
出願人:東洋ゴム工業株式会社
-
外筒付きゴムブッシュ及びその外筒の絞り方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願平10-037782
出願人:東洋ゴム工業株式会社
審査官引用 (14件)
-
サスペンションブッシュ
公報種別:公開公報
出願番号:特願平7-286708
出願人:豊田合成株式会社
-
調整可能なエラストマーブッシュ
公報種別:公開公報
出願番号:特願平4-254174
出願人:ニューエイコーポレイション
-
防振支持装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平7-034617
出願人:東海ゴム工業株式会社
全件表示
前のページに戻る