特許
J-GLOBAL ID:200903065587588307

コンクリート構造物の継ぎ手構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久門 知
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-160113
公開番号(公開出願番号):特開平10-008892
出願日: 1996年06月20日
公開日(公表日): 1998年01月13日
要約:
【要約】【課題】 継ぎ手用凹凸部の形成が容易で安価に行え、連結すべき両コンクリート構造物の連結も確実に行える継ぎ手構造の提供。【解決手段】 継ぎ手構造1は、連結面2aに挿入孔3を形成した同一構造の両コンクリート構造物2と、この両コンクリート構造物2の挿入孔3へ挿入可能な挿入部4aを両端部に有する継ぎ手金具4とからなる。そして、この継ぎ手金具4の一方の挿入部4aを挿入孔3へ挿入して、継ぎ手金具4を一方のコンクリート構造物2に取付けると共に、この継ぎ手金具4の他方の挿入部4aを他方のコンクリート構造物2の挿入孔3へ挿入することで、両コンクリート構造物2の連結を一個(一種類)の継ぎ手金具4を介して行えるようにする。また、挿入部4aの挿入孔3への挿入時には、継ぎ手金具4に設けたスリット4cと爪部4dとの作用によって、継ぎ手金具4を挿入孔3へ押圧すると共に係止部3aへ係止することで、挿入状態を確実に保持できるようにする。
請求項(抜粋):
シールドトンネルの覆工用として使用されるセグメント等のコンクリート構造物同士を連結する時に採用する継ぎ手構造であり、前記連結すべき両コンクリート構造物の連結面に、連結面と直交してコンクリート構造物内へ延びて形成されている両挿入孔と、この両挿入孔に挿入できる挿入部が両端部に形成されている継ぎ手金具とを備えてなり、前記継ぎ手金具の両挿入部は、その内部に前記他方のコンクリート構造物側に開口している空洞部が形成されていると共に、その略全長にわたって前記空洞部に連通しているスリットが形成されており、また、この両挿入部の先端部には爪部が形成されていると共に、この爪部が係止する係止部が前記両挿入孔に形成されており、前記継ぎ手金具における一方の挿入部を挿入孔内へ挿入させて、前記一方のコンクリート構造物に継ぎ手金具を取付けた後、その継ぎ手金具における他方の挿入部を前記他方のコンクリート構造物における挿入孔内へ挿入させて、前記連結すべき両コンクリート構造物の連結面を当面させた時には、前記挿入部が前記スリットの作用で前記爪部の部分が押しつぼめられ縮小して挿入されると共に、前記挿入孔の係止部の部分において、押しつぼめられた反作用で拡径して爪部が係止部内に係止することで、前記両コンクリート構造物が継ぎ手金具を介して連結されることを特徴とするコンクリート構造物の継ぎ手構造。
IPC (2件):
E21D 11/04 ,  E21D 11/08
FI (2件):
E21D 11/04 A ,  E21D 11/08
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • トンネルの型枠継手
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-290684   出願人:鉄建建設株式会社, 株式会社日本製鋼所

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