特許
J-GLOBAL ID:200903065591787225

リチウム金属リン酸塩をウェットケミカル方式にて製造する循環方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鷲田 公一
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-501235
公開番号(公開出願番号):特表2008-532910
出願日: 2006年03月17日
公開日(公表日): 2008年08月21日
要約:
本発明は、化学式LiMPO4(Mは、好ましくは第一遷移金属系列から選択される少なくとも1種の二価金属)のリチウム金属リン酸塩を製造する方法に関する。本発明は、リン酸リチウムを、金属塩および酸性リン酸塩源と極性溶媒中で反応させて、Mを含有する対応するリン酸塩に変換するステップと、塩基性リチウム源を加えて、所望のリチウム金属リン酸塩の前駆体混合物を得るステップと、このようにして得られた混合物を、所望の最終生成物が得られるように、好ましくは水熱条件において変換および分離することによって、リチウムを含んでいる濾液を得るステップと、から成る。塩基性リチウム源を加えることにより、リチウムイオンがリン酸リチウムの形で沈殿する。このようにして得られるリン酸リチウムは、原材料の形で再利用することができ、このサイクルでは、リチウムの高い再利用性を達成することができる。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
化学式LiMPO4(Mは少なくとも1種の二価金属)のリチウム金属リン酸塩を製造する方法であって、 (a)リン酸リチウムと、少なくとも1種の金属塩MXnと、酸性リン酸源とを、極性溶媒中で反応させて、前記溶媒中に、少なくとも1種のMを含有するリン酸塩の懸濁液を生成するステップであって、Xは、前記溶媒に可溶な塩を、前記金属Mとともに形成する陰イオンであり、nは、前記金属Mの価数を前記陰イオンXの価数で割った値である、前記ステップと、 (b)ステップ(a)において得られた、前記溶媒中の、Mを含有するリン酸塩の前記懸濁液に、塩基性リチウム源を加えて、沈殿生成物を生成するステップと、 (c)ステップ(b)において得られた前記沈殿生成物を、リチウム金属リン酸塩(化学式LiMPO4)に変換し、リチウムイオンを含む残留溶液を生成するステップと、 (d)前記残留溶液に塩基性リン酸源を加えることにより、リン酸リチウムを前記残留溶液から沈殿させるステップと、 (e)前記懸濁液から前記リン酸リチウムを分離するステップと、 を含む、方法。
IPC (2件):
C01B 25/45 ,  H01M 4/58
FI (2件):
C01B25/45 Z ,  H01M4/58 101
Fターム (13件):
5H050AA17 ,  5H050BA15 ,  5H050CA01 ,  5H050GA02 ,  5H050GA10 ,  5H050GA12 ,  5H050GA15 ,  5H050GA27 ,  5H050HA02 ,  5H050HA05 ,  5H050HA10 ,  5H050HA14 ,  5H050HA15
引用特許:
審査官引用 (4件)
全件表示

前のページに戻る