特許
J-GLOBAL ID:200903065918027700

高張力ラインパイプ用鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 落合 憲一郎 ,  中濱 泰光
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-022361
公開番号(公開出願番号):特開2006-265722
出願日: 2006年01月31日
公開日(公表日): 2006年10月05日
要約:
【課題】パイプラインに利用して好適な強度、靭性、DWTT特性、更にはCTOD特性に優れた高張力ラインパイプ用鋼板の製造方法を提供する。【解決手段】特定成分を有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼を、1000〜1200°Cに加熱後,圧延終了温度をAr3変態点以上の熱間圧延を行い,好ましくは、オーステナイト未再結晶温度域で累積圧下率を50%以上の熱間圧延を行い、その後,Ar3変態点以上の温度域から,マルテンサイト生成臨界冷却速度Vcrm以上の冷却速度で、マルテンサイト変態開始温度(Ms点)以下、300°C以上の温度域の焼入れ冷却停止温度まで冷却した後,冷却停止後から1s〜100sの間,鋼の温度を冷却停止温度±50°C以内に維持し,または直ちに該温度から450°C以上Ac1変態点以下の温度域へ1°C/s以上の昇温速度で急速加熱する。【選択図】無し。
請求項(抜粋):
質量%で,C:0.04〜0.12%,Si:≦0.50%,Mn:1.80〜2.50%,P≦0.010%,S≦0.002%、Al:0.01〜0.08%,Cu:0.01〜0.8%,Ni:0.1〜1.0%,Cr:0.01〜0.8%,Mo:0.01〜0.8%,Nb:0.01〜0.08%,V:0.01〜0.10%,Ti:0.005〜0.025%,B:0.0005〜0.0030%,Ca:≦0.01%,REM:≦0.02%,N:0.001〜0.006%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼を、1000〜1200°Cに加熱後,圧延終了温度をAr3変態点以上の熱間圧延を行い,その後,Ar3変態点以上の温度域から,下記式(1)で定義されるマルテンサイト生成臨界冷却速度Vcrm以上の冷却速度で、下記式(2)で定義されるマルテンサイト変態開始温度(Ms点)以下300°C以上の温度域の焼入れ冷却停止温度まで冷却した後,冷却停止後から60s〜300sの間,オンライン加熱により、鋼の温度を冷却停止温度±50°C以内に維持し,その後、室温まで空冷することを特徴とする高張力ラインパイプ用鋼板の製造方法。 logVcrm=2.94-0.75β (β(%)=2.7C+0.4Si+Mn+0.45Ni+0.8Cr+2Mo) ・・・(1) ここで、Vcrm:マルテンサイト生成臨界冷却速度(°C/s) Ms=517-300C-11Si-33Mn-22Cr-17Ni-11Mo ・・・(2)
IPC (5件):
C21D 8/02 ,  C22C 38/00 ,  C22C 38/58 ,  B21B 3/00 ,  B21B 1/38
FI (5件):
C21D8/02 B ,  C22C38/00 301A ,  C22C38/58 ,  B21B3/00 A ,  B21B1/38 A
Fターム (30件):
4E002AA07 ,  4E002AD07 ,  4E002BC05 ,  4E002BC07 ,  4E002BD07 ,  4E002CB01 ,  4K032AA01 ,  4K032AA02 ,  4K032AA04 ,  4K032AA05 ,  4K032AA08 ,  4K032AA11 ,  4K032AA14 ,  4K032AA16 ,  4K032AA17 ,  4K032AA19 ,  4K032AA21 ,  4K032AA22 ,  4K032AA23 ,  4K032AA27 ,  4K032AA29 ,  4K032AA31 ,  4K032AA35 ,  4K032AA36 ,  4K032BA01 ,  4K032CA02 ,  4K032CB02 ,  4K032CC03 ,  4K032CD03 ,  4K032CF01
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (6件)
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