特許
J-GLOBAL ID:200903066005002890

無水酢酸の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-545819
公開番号(公開出願番号):特表2002-512995
出願日: 1999年04月13日
公開日(公表日): 2002年05月08日
要約:
【要約】(1)第一反応ゾーンに、(i)酢酸メチル、ジメチルエーテル又はこれらの混合物から選ばれる反応剤化合物、(ii)ヨウ化メチル、(iii)ロジウム及び1種又はそれ以上の助触媒を含む溶解触媒成分、(iv)酢酸溶媒並びに(v)一酸化炭素を連続的に供給する工程(この工程において、液体反応混合物の表面よりも下に一酸化炭素を供給して、成分(i),(ii),(iii)及び(iv)並びに(v)溶解一酸化炭素並びに(vi)無水酢酸生成物を含んでなる第一液体反応物を生成する)、(2)40〜50絶対バールの全圧下で液相とオーバーヘッド蒸気空間とが維持されており、一酸化炭素は液相の表面よりも下に供給されず、そして第二反応ゾーン内の液相の滞留時間が少なくとも2分間である第二反応ゾーンに第一液体反応混合物を供給して、成分(i),(ii),(iii),(iv),(v)及び(vi)を含んでなる第二液体反応混合物を生成する工程並びに(3)第二反応ゾーンから第二液体反応混合物を取り出す工程を含んでなる、液相での酢酸無水物の製造方法を開示する。第二液体反応混合物には、第一液体反応混合物よりも少ない溶解一酸化炭素が含まれている。
請求項(抜粋):
(1)第一反応ゾーンに、(i)酢酸メチル、ジメチルエーテル又はこれらの混合物から選ばれる反応剤化合物、(ii)ヨウ化メチル、(iii)ロジウム及び1種又はそれ以上の助触媒を含む溶解触媒成分、(iv)酢酸溶媒並びに(v)一酸化炭素を連続的に供給する工程(この工程において、成分(i),(ii)及び(iv)を含む液体反応混合物の表面よりも下に一酸化炭素を供給し、そして反応剤化合物は無水酢酸に転化し、(i)酢酸メチル、ジメチルエーテル又はこれらの混合物から選ばれる反応剤化合物、(ii)ヨウ化メチル、(iii)ロジウム及び1種又はそれ以上の助触媒を含む溶解触媒成分、(iv)酢酸溶媒、(v)溶解一酸化炭素並びに(vi)無水酢酸生成物を含む第一液体反応混合物を生成せしめる)、 (2)第一反応ゾーンから第一液体反応混合物を取り出し、これを、第一液体反応混合物を含む液相とオーバーヘッド蒸気空間とが維持されている少なくとも1個の反応容器を含んでなる第二反応ゾーン(第二反応ゾーンは、約40〜50絶対バール圧(bara)の全圧を維持し、一酸化炭素は液相の表面よりも下には供給せず、第二反応ゾーン内の液相の滞留時間は少なくとも2分間である)に供給して、(i)酢酸メチル、ジメチルエーテル又はこれらの混合物から選ばれる反応剤化合物、(ii)ヨウ化メチル、(iii)ロジウム及び1種又はそれ以上の助触媒からなる溶解触媒成分、(iv)酢酸溶媒、(v)溶解一酸化炭素並びに(vi)無水酢酸生成物からなる第二液体反応混合物を生成する工程並びに (3)第二反応ゾーンから第二液体反応混合物を取り出す工程を含んでなり、それによって、本製造方法での一酸化炭素の利用度を増大させる、実質的に無水条件下の液相中で無水酢酸を製造する方法。
IPC (3件):
C07C 51/56 ,  C07C 53/12 ,  C07B 61/00 300
FI (3件):
C07C 51/56 ,  C07C 53/12 ,  C07B 61/00 300
Fターム (14件):
4H006AA02 ,  4H006AC13 ,  4H006AC47 ,  4H006BA24 ,  4H006BA37 ,  4H006BB17 ,  4H006BC10 ,  4H006BC11 ,  4H006BC14 ,  4H006BD21 ,  4H006BD60 ,  4H006BE40 ,  4H039CA65 ,  4H039CD90
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • カルボニル化反応方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-121054   出願人:ダイセル化学工業株式会社

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