特許
J-GLOBAL ID:200903066380796020

高純度水素・酸素ガス発生装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 豊田 武久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-090287
公開番号(公開出願番号):特開平8-260176
出願日: 1995年03月23日
公開日(公表日): 1996年10月08日
要約:
【要約】【目的】 固体高分子電解質膜からなる水電解膜を用いて純水を直接電気分解することにより高純度の水素ガス、酸素ガスを発生する装置において、水電解膜に作用する差圧を可及的に小さくするように制御できる構成とし、これによって薄くて脆弱な水電解膜の破壊を防止し、安全性、信頼性を高め、かつ大型化も可能とする。【構成】 基本的には、水電解セルで発生した酸素ガスと純水との混合物、水素ガスと純水との混合物をそれぞれガスと純水とに分離するための第1、第2の気液分離装置の排水をその分離装置内の水面に応じて制御できる構成とし、これによって気液分離装置内の水面をほぼ一定に維持して、排水に伴う気液分離装置の上部のガス占有部分の容積の大きな変動が生じることを防止し、ひいては各気液分離装置のガス圧力の大きな変動を防止して、大きな差圧が水電解膜に作用することを防止する。また、ガス使用量のばらつきや変動があっても気液分離装置内のガス圧力の変動を防止し、水電解膜に作用する差圧が大きくなることを防止する。
請求項(抜粋):
固体高分子電解質膜の両面に金属電極を形成してなる水電解膜によって隔てられた陽極室と陰極室とを有する水電解セルと、前記水電解セルに純水を供給する純水供給手段と、前記水電解セル内の水電解膜の金属電極に直流電流を供給するための水電解用直流電源手段と、前記水電解セルの陽極室において純水の電気分解により発生した酸素と純水との混合物を、酸素ガスと純水とに分離するための第1の気液分離装置と、前記水電解セルの陰極室において純水の電気分解により発生した水素と純水との混合物を、水素ガスと純水とに分離するための第2の気液分離装置、とを有してなる高純度水素・酸素ガス発生装置において;前記第1の気液分離装置および第2の気液分離装置は、それぞれ水素ガスもしくは酸素ガスと純水との混合物が流入して上部に分離したガスを溜める分離室と、その分離室の底部から純水を排出するための排水弁と、分離室の上部からガスを外部へ導くためのガス導出配管とを備えており、しかも各分離室の内部には、純水の水位の変動に伴なって上下動するフロートが配設され、かつ各フロートには永久磁石が設けられ、前記各分離室の外部には、前記各永久磁石の磁気に感応してその永久磁石の上下方向の位置を検出する検出手段が設けられており、さらにその検出手段からの検出信号に応じて前記各排水弁を制御する水位制御手段を備えていることを特徴とする、高純度水素・酸素ガス発生装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 液面検出装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-211802   出願人:日本電装株式会社

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