特許
J-GLOBAL ID:200903066976330052

コルチコトロピン放出因子アンタゴニストの新規使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 浩
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-311499
公開番号(公開出願番号):特開平9-132528
出願日: 1996年11月07日
公開日(公表日): 1997年05月20日
要約:
【要約】【課題】 心臓血管又は心臓に関連する疾患(例えば、高血圧、頻拍、及びうっ血性心不全を含む)、発作、骨粗しょう症、早産、心理・社会的小人症、ストレス誘発性発熱、潰瘍、下痢、術後イレウス、並びにストレス及び精神病理学的障害に関連する結腸過敏症の治療剤を提供する。【解決手段】 一般式(I)又は一般式(II):【化1】[具体的には、例えば、4-(1-エチル-プロポキシ)-2,5-ジメチル-6-(2,4,6-トリメチル-ベンジル)-ピリミジン]で表わされる化合物又はその塩。
請求項(抜粋):
式(I):【化1】又は式(II):【化2】[式中、破線は、場合により存在することのある二重結合を表し;Aは-CR7 又はNであり;Bは、-NR1 R2 、-CR1 R2 R11、-C(=CR1 R12)R2 、-NHCR11R1 R2 、-OCR11R1 R2 、-SCR11R1 R2 、-CR11R2 OR1 、-CR11R2 SR1 、-C(S)R2 、-NHNR1 R2 、-CR2 R11NHR1 、又は-C(O)R2 であり;Dは、(i)二重結合によってEとDとが結合し、Eが-CR4 である場合には、N又は-CR10であるか;(ii)二重結合によってEとDとが結合し、EがNである場合には、-CR10であるか;あるいは、(iii)単結合によってEとDとが結合している場合には、-CR8 R9 、-CHR10、-C=O、-C=S、-C=NH、又は-C=NCH3 であり;二重結合によってEとDとが結合している場合には、Eは-CR4 又はNであり、単結合によってEとDとが結合している場合には、Eは-CR4 R6 又は-NR6 であり;YはN又は-CHであり;Zは、NH、O、S、-N(炭素数1〜2のアルキル)、又は-CR12R13であって、ここで、R12及びR13は、それぞれ独立に、水素原子、トリフルオロメチル基、又はメチル基であるか、あるいは、R12及びR13の一方はシアノ基で、残りの一方は水素原子又はメチル基であり;R1 は、水素原子であるか、あるいは、場合により、水酸基、シアノ基、ニトロ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、CF3 、炭素数1〜4のアルコキシ基、-O-CO-(炭素数1〜4のアルキル)、-O-CO-NH(炭素数1〜4のアルキル)、-O-CO-N(炭素数1〜4のアルキル)(炭素数1〜2のアルキル)、-NH(炭素数1〜4のアルキル)、-N(炭素数1〜2のアルキル)(炭素数1〜4のアルキル)、-S(炭素数1〜4のアルキル)、-N(炭素数1〜4のアルキル)CO(炭素数1〜4のアルキル)、-NHCO(炭素数1〜4のアルキル)、-CO2 (炭素数1〜4のアルキル)、-CONH(炭素数1〜4のアルキル)、-CON(炭素数1〜4のアルキル)(炭素数1〜2のアルキル)、(炭素数1〜4のアルキル)スルフィニル、(炭素数1〜4のアルキル)スルホニル、及び(炭素数1〜4のアルキル)スルファニルから独立に選んだ置換基1又は2個で置換されていることのある炭素数1〜6のアルキル基であって、ここで、前記R1 基における前記の炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、及び炭素数1〜4のアルキル部分は、場合により二重又は三重結合1個を含むことがあり;R2 は、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基、又は(アリール)(炭素数1〜4のアルキル)であって、ここで、前記アリール基、及び前記(アリール)(炭素数1〜4のアルキル)のアリール部分は、フェニル基、ナフチル基、チエニル基、ベンゾチエニル基、ピリジル基、キノリル基、ピラジニル基、ピリミジル基、イミダゾリル基、フラニル基、ベンゾフラニル基、ベンゾチアゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、ベンゾイソチアゾリル基、ベンゾイソオキサゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、インドリル基、及びベンゾオキサゾリル基からなる群から選んだものであるか;あるいは、R2 は、炭素数3〜8のシクロアルキル基、又は(炭素数3〜8のシクロアルキル)(炭素数1〜6のアルキル)であって、ここで、環構成員少なくとも4個の前記(炭素数3〜8のシクロアルキル)(炭素数1〜6のアルキル)のシクロアルキル部分、及び環構成員少なくとも4個の前記シクロアルキル基の環炭素原子1又は2個は、酸素原子若しくはイオウ原子又は-NR14(R14は、水素原子又は1〜4のアルキル基である)で、場合により置換されていることがあり;ここで、前記R2 基の各々は、場合により塩素原子、フッ素原子、及び炭素数1〜4のアルキル基から独立に選んだ置換基1〜3個、又は臭素原子、ヨウ素原子、シアノ基、ニトロ基、炭素数1〜6のアルコキシ基、-O-CO-(炭素数1〜4のアルキル)、-O-CO-N(炭素数1〜4のアルキル)(炭素数1〜2のアルキル)、-CO2 (炭素数1〜4のアルキル)、(炭素数1〜4のアルキル)スルファニル、(炭素数1〜4のアルキル)スルフィニル、及び(炭素数1〜4のアルキル)スルホニルから選んだ置換基1個で置換されていることがあり、ここで、前記R2 基における前記の炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜4のアルキル部分、及び炭素数1〜6のアルキル部分は、場合により炭素原子-炭素原子二重又は三重結合1個を含むことがあり;あるいは、前記-NR1 R2 及び前記-CR1 R2 R11のR1 及びR2 は、一緒になって5〜8員の飽和環を形成するものであって、ここで、前記環は、場合により炭素原子-炭素原子二重結合1又は2個を含むことがあり、ここで、環炭素原子1又は2個は、場合により酸素原子又はイオウ原子で置換されていることがあり;R3 は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、水酸基、アミノ基、SH、-NH(炭素数1〜4のアルキル)、-N(炭素数1〜4のアルキル)(炭素数1〜2のアルキル)、-CH2OH、-CH2 OCH3 、-O(炭素数1〜4のアルキル)、(炭素数1〜4のアルキル)スルファニル、(炭素数1〜4のアルキル)スルホニル、又は(炭素数1〜4のアルキル)スルフィニルであって、ここで、前記R3 基における前記の炭素数1〜6のアルキル基、及び炭素数1〜4のアルキル部分は、二重又は三重結合1個を、場合により含むことがあり、しかも、水酸基、アミノ基、炭素数1〜3のアルコキシ基、-NH(炭素数1〜2のアルキル)、-N(炭素数1〜2のアルキル)2 、-NHCOCH3 、フッ素原子、塩素原子、及び炭素数1〜3のチオアルキル基から独立に選んだ置換基1〜3個で、場合により置換されていることがあり;R4 は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、炭素数1〜6のアルコキシ基、ホルミル基、トリフルオロメトキシ基、-CH2 OCH3 、-CH2 OCH2 CH3 、-CH2 CH2 OCH3 、-CH2 CF3 、CF3 、アミノ基、ニトロ基、-NH(炭素数1〜4のアルキル)、-N(CH3 )2 、-NHCOCH3 、-NHCONHCH3 、(炭素数1〜4のアルキル)スルファニル、(炭素数1〜4のアルキル)スルフィニル、(炭素数1〜4のアルキル)スルホニル、シアノ基、水酸基、-CO(炭素数1〜4のアルキル)、-CHO、又は-CO2 (炭素数1〜4のアルキル)であって、ここで、前記R4 基における前記の炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、及び炭素数1〜4のアルキル部分は、二重又は三重結合1個を、場合により含むことがあり、しかも、水酸基、アミノ基、-NHCOCH3 、-NH(炭素数1〜2のアルキル)、-N(炭素数1〜2のアルキル)2、-CO2 (炭素数1〜4のアルキル)、-CO(炭素数1〜4のアルキル)、炭素数1〜3のアルコキシ基、(炭素数1〜3のアルキル)スルファニル、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、及びニトロ基から選んだ置換基1個で、場合により置換されていることがあり;R5 は、フェニル基、ナフチル基、チエニル基、ベンゾチエニル基、ピリジル基、キノリル基、ピラジノリル基、ピリミジル基、イミダゾリル基、フラニル基、ベンゾフラニル基、ベンゾチアゾリル基、イソチアゾリル基、ベンゾイソチアゾリル基、チアゾリル基、イソオキサゾリル基、ベンゾイソオキサゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、トリアゾリル基、ピラゾリル基、ピロリル基、インドリル基、アザインドリル基、ベンゾオキサゾリル基、オキサゾリル基、ピロリジニル基、チアゾリジニル基、モルホリニル基、ピリジニル基、テトラゾリル基、又は3〜8員のシクロアルキル基、若しくは9〜12員のビシクロアルキル基であって、ここで、前記シクロアルキル基及びビシクロアルキル基は、O、S、又は-N-G(Gは、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルカノイル基、フェニル基、又はベンジル基である)の1又は2個を、場合により含むことがあり、ここで、前記R5 基の各々は、フッ素原子、塩素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、及びトリフルオロメチル基から独立に選んだ置換基1〜3個、又は臭素原子、ヨウ素原子、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、-NH(炭素数1〜4のアルキル)、-N(炭素数1〜4のアルキル)(炭素数1〜2のアルキル)、-CO2 (炭素数1〜4のアルキル)、-CO(炭素数1〜4のアルキル)、-SO2 NH(炭素数1〜4のアルキル)、-SO2 N(炭素数1〜4のアルキル)(炭素数1〜2のアルキル)、-SO2 NH2 、-NHSO2 (炭素数1〜4のアルキル)、-S(炭素数1〜4のアルキル)、及び-SO2 (炭素数1〜4のアルキル)から選んだ置換基1個で、場合により置換されていることがあり、ここで、前記R5 基における前記の炭素数1〜4のアルキル部分、及び炭素数1〜6のアルキル部分は、二重又は三重結合1個を、場合により含むことがあり、しかも、フッ素原子、塩素原子、水酸基、アミノ基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、及びアセチル基から独立に選んだ置換基1又は2個で、場合により置換されていることがあり;R6 は、水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基であって、ここで、前記の炭素数1〜6のアルキル基は、水酸基、メトキシ基、エトキシ基、又はフッ素原子1個で、場合により置換されていることがあり;R7 は、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、シアノ基、水酸基、炭素数1〜4のアルコキシ基、-CO(炭素数1〜4のアルキル)、-CO2 (炭素数1〜4のアルキル)、-OCF3 、CF3 、-CH2 OH、-CH2 OCH3 、又は-CH2 OCH2 CH3 であり;R8 及びR9 は、それぞれ独立に、水素原子、水酸基、メチル基、エチル基、メトキシ基、又はエトキシ基であるか;あるいは、R8 及びR9 は、一緒になってオキソ基(=O)を形成し;R10は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、炭素数1〜6のアルコキシ基、ホルミル基、アミノ基、-NH(炭素数1〜4のアルキル基)、-N(炭素数1〜4のアルキル)(炭素数1〜2のアルキル)、-SOn (炭素数1〜4のアルキル)(但し、nは0、1、又は2である)、シアノ基、カルボキシ基、又はアミド基であって、ここで、前記R10基における前記の炭素数1〜6のアルキル基、及び炭素数1〜4のアルキル部分は、水酸基、トリフルオロメチル基、アミノ基、カルボキシ基、アミド基、-NHCO(炭素数1〜4のアルキル)、-NH(炭素数1〜4のアルキル)、-N(炭素数1〜4のアルキル)(炭素数1〜2のアルキル)、-CO2 (炭素数1〜4のアルキル)、炭素数1〜3のアルコキシ基、炭素数1〜3のチオアルキル基、フッ素原子、臭素原子、塩素原子、ヨウ素原子、シアノ基、又はニトロ基の1つで、場合により置換されていることがあり;そして、R11は、水素原子、水酸基、フッ素原子、又はメトキシ基である]で表わされる化合物、又は薬剤学的に許容することのできるその塩を有効成分として含有することを特徴とする、心臓血管又は心臓に関連する疾患(高血圧、頻拍、及びうっ血性心不全を含む)、骨粗しょう症、早産、心理・社会的小人症、ストレス誘発性発熱、潰瘍、下痢、術後イレウス、並びにストレス及び精神病理学的障害に関連する結腸過敏症からなる群から選んだ疾患の治療剤。
IPC (3件):
A61K 31/395 AED ,  A61K 31/44 ,  A61K 31/505
FI (3件):
A61K 31/395 AED ,  A61K 31/44 ,  A61K 31/505
引用特許:
審査官引用 (1件)

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