特許
J-GLOBAL ID:200903067003167421
Tダイ成形用ポリエチレン系樹脂組成物およびその組成物からなるTダイ成形フィルム
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
酒井 正己
, 加々美 紀雄
, 小松 純
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-093749
公開番号(公開出願番号):特開2007-269839
出願日: 2006年03月30日
公開日(公表日): 2007年10月18日
要約:
【課題】押出し負荷が低く、ネックインが小さいなどの成形加工性に優れ、フィッシュアイが少なく、さらにはフィルムのコシが強く、クリーン性を兼ね備えた、Tダイ成形用ポリエチレン系樹脂組成物およびTダイ成形フィルムを提供する。【解決手段】メタロセン触媒から製造される該エチレンとα-オレフィンとの共重合体と、高圧法低密度ポリエチレンとからなり、密度が935〜970kg/m3、190°C、2.16kg荷重におけるメルトフローレートが4〜12g/10分、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーより得られる換算分子量103以下の占有率が全体の1.0重量%以下、測定温度200°C、せん断速度1065sec-1で測定したときの溶融粘度が1300〜2100poise、測定温度200°C、せん断速度1065sec-1に対するせん断速度4sec-1の溶融粘度比が3〜19である。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
メタロセン触媒より製造され下記(A-1)〜(A-3)の特性を満たす(A)エチレンとα-オレフィンとの共重合体20〜80重量%と、下記(B-1)〜(B-2)の特性を満たす(B)高圧法低密度ポリエチレン80〜20重量%とからなり、密度が935〜970kg/m3、190°C、2.16kg荷重におけるメルトフローレートが4〜12g/10分、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーより得られる換算分子量103以下の占有率が全体の1.0重量%以下、測定温度200°C、せん断速度1065sec-1で測定したときの溶融粘度が1300〜2100poise、測定温度200°C、せん断速度1065sec-1に対するせん断速度4sec-1の溶融粘度比が3〜19であることを特徴とするTダイ成形用ポリエチレン系樹脂組成物。
(A-1)密度が935kg/m3以上である。
(A-2)190°C、2.16kg荷重におけるメルトフローレートが10〜70g/10分である。
(A-3)炭素数18、20の炭化水素成分量が150ppm以下である。
(B-1)密度が910〜930kg/m3である。
(B-2)190°C、2.16kg荷重におけるメルトフローレートが0.1〜30g/10分である。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (4件):
4J002BB03X
, 4J002BB05W
, 4J002BB15W
, 4J002GG02
引用特許:
出願人引用 (7件)
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、
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樹脂被覆紙
公報種別:公開公報
出願番号:特願平4-358006
出願人:三菱製紙株式会社, 三菱化成株式会社
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写真印画紙用支持体
公報種別:公開公報
出願番号:特願平5-283550
出願人:新王子製紙株式会社
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ポリエチレン組成物
公報種別:公開公報
出願番号:特願平5-106912
出願人:昭和電工株式会社
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樹脂被覆紙用ポリエチレン組成物
公報種別:公開公報
出願番号:特願平8-225527
出願人:旭化成工業株式会社
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があげられ、高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンとの混合物において、樹脂の物性が特定の範囲にあれば、各種のメルトフローレート、密度、分子量、分子量分布のものを使用できるとの記載があるが、単に高密度ポリエチレンと高圧法低密度ポリエチレンとの溶融混合のみでは、熱による変形や収縮、フィルムのコシはある程度改善されるものの、低分子量成分や添加剤のブリードアウトが原因と考えられる粉や汚れ等の問題があり、実用上要求される上記の重要な特性を同時に充分満足させる樹脂は得られていなかった。
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樹脂被覆紙用ポリエチレン樹脂組成物
公報種別:公開公報
出願番号:特願平8-221450
出願人:旭化成工業株式会社
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審査官引用 (3件)
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