特許
J-GLOBAL ID:200903067510226642

熱可塑性樹脂組成物および成形体

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-149641
公開番号(公開出願番号):特開平10-338794
出願日: 1997年06月06日
公開日(公表日): 1998年12月22日
要約:
【要約】【課題】 本発明の目的は、ABS系樹脂の長所である高い衝撃強度と剛性、成形加工性、光沢、外観を保持しながら優れた耐薬品性をもつ熱可塑性樹脂組成物および熱可塑性樹脂成形体を提供する事である。【解決手段】 ABS系樹脂(a)に特定の割合で、エチレン単量体単位とアクリル酸エステル単量体単位及び一酸化炭素単量体単位を含有するエチレン含有三元共重合体(b)と、アクリルゴム状重合体と芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体、およびこれらと共重合可能なビニル単量体を重合させたビニル共重合体とからなるアクリル系ゴム状重合体含有樹脂(c)を配合する事で上記目的を達成できることを見い出した。しかも、ABS系樹脂と耐薬品性付与成分との直接成形が可能である。
請求項(抜粋):
ABS系樹脂(a)60〜94.5重量%と下記のエチレン含有三元共重合体(b)0.5〜15重量%とアクリル系ゴム状重合体含有樹脂(c)5〜25重量%からなる熱可塑性樹脂組成物。エチレン含有三元共重合体(b)は、10〜87重量%のエチレン単量体単位、10〜50重量%のアクリル酸エステル単量体単位、及び3〜40重量%の一酸化炭素単量体単位より構成されており、アクリル系ゴム状重合体含有樹脂(c)は、アクリル酸エステル単量体の単独重合体またはこれと他の共重合性単量体との共重合体であって、ガラス転移温度が0°C以下、ゲル含有率が70重量%以下、かつ溶解度パラメーターが8.4〜9.8(cal/cc)1/2 であるアクリル系ゴム状重合体40〜80重量%と、芳香族ビニル単量体単位60〜80重量%、シアン化ビニル単量体単位20〜40重量%およびこれらと共重合可能なビニル単量体単位0〜20重量%とからなるビニル共重合体20〜60重量%より構成される。
IPC (4件):
C08L 55/02 ,  C08J 5/00 CER ,  C08L 73:00 ,  C08L 33:08
FI (2件):
C08L 55/02 ,  C08J 5/00 CER
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 難燃性樹脂組成物
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-302056   出願人:電気化学工業株式会社
  • 耐薬品性熱可塑性樹脂組成物
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-290198   出願人:東レ株式会社
  • 特開昭62-151442
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