特許
J-GLOBAL ID:200903067560355176

線状の非置換β-相キナクリドン顔料の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-082863
公開番号(公開出願番号):特開平10-036700
出願日: 1997年04月01日
公開日(公表日): 1998年02月10日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 優れた堅牢性のβ-相キナクリドン顔料を高純度で製造する環境に優しく経済的な方法の提供。【解決手段】 以下の工程を含む方法:a)2,5-ジアニリノテレフタル酸を五酸化燐含有量84重量% 以上ののポリ燐酸またはポリ燐酸エステル中で環化してキナクリドンを生成し、b)これを水または鉱酸水溶液で≧40°Cで加水分解してα-相キナクリドン粗顔料を生成し、c)これを無機塩基0.1〜3重量% の存在下に水およびアルカリ安定性有機溶剤中で120〜200°Cに加熱して粗大結晶β-相粗顔料に相転換し、d)これを、乾式または湿式微粉砕して顔料または予備顔料にし、微細分β-相顔料を分離;またはe)微細分β-相予備顔料を溶剤存在下に仕上げ処理して、顔料を分離する。
請求項(抜粋):
線状の非置換β-相キナクリドン顔料または顔料調製物の製造方法において、a)2,5-ジアニリノテレフタル酸を少なくとも84重量% の五酸化燐含有量のポリ燐酸またはポリ燐酸エステル中で環化してキナクリドンを生成させ、b)次にこのキナクリドンを水でまたは鉱酸水溶液で少なくとも40°Cの温度で加水分解して、専らα-相で存在する粗キナクリドン顔料を生成させ、c)次いで粗大結晶の粗β-相顔料に相転換するために、この粗α-相キナクリドン顔料を0.1〜3重量% の無機塩基の存在下に水およびアルカリ安定性有機溶剤中で120〜200°Cの温度に加熱し、そしてd)粗大結晶の粗β-相キナクリドン顔料を、微細分して顔料または予備顔料とするために、乾式微粉砕または湿式微粉砕に付し;そして得られる微細分β-相顔料を分離するか;またはe)d)で得られた微細分β-相予備顔料を溶剤の存在下に仕上げ処理に付し、そして顔料を分離することを特徴とする、上記方法。
IPC (2件):
C09B 67/52 ,  C09B 67/20
FI (2件):
C09B 67/52 B ,  C09B 67/20 C
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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