特許
J-GLOBAL ID:200903067655537921

円錐ころ軸受

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井上 義雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-150800
公開番号(公開出願番号):特開平11-325087
出願日: 1998年05月15日
公開日(公表日): 1999年11月26日
要約:
【要約】【課題】 円錐ころ軸受において、保持器の内側を流れる潤滑油の油量が少ないことに起因するころと内輪大つば部と摺擦による摩耗、焼付きを防止する。【解決手段】 保持器40のフランジ部の最小内径部43a1の位置を、内輪10の小径側端面11aよりも外側に設定する。また、保持器内側開口面積Siを大きくする。これにより、小径側端面11a側から潤滑油を供給した場合、保持器の内側を流れる油量Q2を増加させることができる。したがって、潤滑油の供給量が少ない場合においても、保持器の内側において内輪の大つば部12ところ30とが面接触している部分(摺擦部A)に対して十分に潤滑油を供給することができるので、この摺擦部Aの潤滑を良好に行って、摩耗や焼付きを有効に防止することができる。
請求項(抜粋):
内輪と外輪との間に、保持器によって回動自在に保持された複数の円錐台状のころを介装することにより、軸を中心に前記内輪と前記外輪とを相対回転させる円錐ころ軸受において、前記内輪は、テーパ状の外周面と小径側端面と大径側端面とを有し、前記外輪は、円筒状の外周面とテーパ状の内周面と内径小側端面と内径台側端面とを有し、前記保持器は、前記内輪の外周面と同方向のテーパ状に形成されるとともに小径側にフランジ部を有し、軸方向についての前記フランジ部における最小内径部の位置を、前記内輪の小径側端面の位置よりも外側に設定するとともに、径方向についての前記内輪の小径側外周縁と、前記フランジ部の最小内径部とによって囲繞される面積を保持器内側開口面積Siとし、また、前記内輪の小径側外周縁と前記外輪の内径小側端面の内周縁とによって囲繞される面積を軸受開口面積Sとしたときに、これらSi、Sの値を、0.16≦Si/Sが成り立つように設定する、ことを特徴とする円錐ころ軸受。
IPC (3件):
F16C 33/66 ,  F16C 33/46 ,  F16C 33/58
FI (3件):
F16C 33/66 Z ,  F16C 33/46 ,  F16C 33/58
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 円すいころ軸受
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-247642   出願人:光洋精工株式会社

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