特許
J-GLOBAL ID:200903067673855787

トグル機構を用いた振動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 淳 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-327289
公開番号(公開出願番号):特開平10-169244
出願日: 1996年12月06日
公開日(公表日): 1998年06月23日
要約:
【要約】【課題】 架構の大きさに左右されず効率良く配置でき、架構に曲げ応力を発生させることなく、小地震時にも制振効果を発揮できるようにする。【解決手段】 架構16が右方向へδ1変位すると、短ブレース材23及び長ブレース材27が回転支承20、24を中心に回転運動を行うため、上階梁14Aの回転支承20の水平変位量δ1より、回転摩擦ダンパー28の変位量δ2が、増幅されて大きくなる。回転支承20の小さな水平変位が回転摩擦ダンパー28の大きな変位に増幅され、小さい変位×大きな力=大きな変位×小さな力という関係が成立する。そして、回転摩擦ダンパー28での小さな回転摩擦力によって、架構16の振動が減衰され、大地震は元より中小の地震や風による建物の小さな振動が効果的に制振される。また、長ブレース材27と下階梁14Bのなす角度θ1が小さいので、下階梁14Bに余分な曲げ応力を発生させない。
請求項(抜粋):
構造物に作用する外力によって相対変形する第1構材と第2構材に取付けられ、構造物の振動を抑えるトグル機構を用いた振動制御装置において、前記第1構材に一端が回転可能に取付けられた第1ブレース材と、前記第2構材に一端が回転可能に取付けられた第2ブレース材と、前記第1ブレース材と前記第2ブレース材の自由端が回転可能に連結され、構造物にエネルギーが入力されていない状態で、第1ブレース材と第2ブレース材の支持点を結ぶ線より前記第2構材側に位置するエネルギー低減吸収手段と、を有することを特徴とするトグルを用いた振動制御装置。
IPC (3件):
E04H 9/02 311 ,  E04H 9/02 351 ,  F16F 15/02
FI (3件):
E04H 9/02 311 ,  E04H 9/02 351 ,  F16F 15/02 F
引用特許:
審査官引用 (27件)
  • 弾塑性ダンパ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-204963   出願人:鹿島建設株式会社
  • 特開平1-318629
  • 特開平1-318629
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